2022 Fiscal Year Annual Research Report
メモリー様分化誘導を基盤とした多種類のがんに有効なCAR-NK細胞製剤の新規開発
Project/Area Number |
22H03036
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
今井 千速 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90419284)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三原 圭一朗 藤田医科大学, 国際再生医療センター, 教授 (90363077)
今村 勝 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (80464006)
久保 貴紀 安田女子大学, 薬学部, 准教授 (90435751)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | NK細胞 / キメラ抗原受容体 / CAR-NK細胞 / メモリー様NK細胞 / CAR-T細胞 / NKp44 / 肉腫 / 小児がん |
Outline of Annual Research Achievements |
第3者健常成人由来CAR-NK細胞製剤の新規開発を最終目標に、本研究ではメモリー様NK細胞の製造法の新規技術ならびに新規CAR遺伝子の開発を目指して、(1)NK細胞のメモリー様分化の分子基盤と誘導法の解明、製造法および遺伝子改変法の確立、(2)膜型サイトカインの新規開発、(3)NK細胞における最適なシグナルドメインの同定、(4)開発したNK細胞製剤の有用性の証明(in-vitro / ヒト腫瘍の異種移植マウスモデル)、の4項目に沿って研究を進めている。(1)については従来型のフィーダー細胞を用いる培養と複数サイトカインと刺激抗体による培養との比較検討を、複数のドナーについて実施中である。開始年度には、世界情勢の影響によりNK細胞用特殊培地がまったく入手できなくなる事態が生じたが、その間は、本邦で入手できる別培地の評価を行った。(2)膜型サイトカインについてはX遺伝子の膜結合型コンストラクトをデザイン、ベクターを作成、ウイルスベクターにより細胞株やヒトNK細胞に遺伝子導入し、同コンストラクトが膜結合の状態で膜表面にサイトカインXを発現できることを確認した。機能について検討中である。(3)CD3zに加えて4-1BBまたはCD28などの共刺激受容体シグナルドメインを追加することで、CAR-NK細胞の傷害活性の亢進が確認されている。これら以外の共刺激分子の評価のため、NKp44-CARをベースに5つの異なるコンストラクトを作成した。まずはCAR-T細胞における評価中である。ヒト腫瘍検体RNAにおけるNKp44リガンド発現を検討し、発現が確認された。(4)異種腫瘍を生着させたマウスモデルの作成を複数の腫瘍系について行った。ルシフェラーぜによる腫瘍細胞増殖のモニタリングが可能であることを確認した。NK細胞/CAR-NK細胞のIn vivo機能評価を準備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
4つの検討課題にすべて着手済みであり、かつ、一定の進捗と実験結果が得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
先の計画通りに進める予定である。膜結合型サイトカインについては別コンストラクトの開発を検討している。
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Research Products
(32 results)
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[Journal Article] Epigenetic upregulation of Schlafen11 renders WNT- and SHH-activated medulloblastomas sensitive to cisplatin2022
Author(s)
Nakata S, Murai J, Okada M, Findlay TH, Takahashi H, Miyahara H, Tateishi K, Yamada S, Saito T, On J, Watanabe J, Tsukamoto Y, Yoshimura J, Oishi M, Nakano T, Imamura M, Imai C, et al
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Journal Title
Neuro-Oncology
Volume: noac243
Pages: noac243
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] CD19-positive lymphocyte count is critical for acquisition of anti-SARS-CoV-2 IgG after vaccination in B-cell lymphoma2022
Author(s)
Okamoto A, Fujigaki H, Iriyama C, Goto N, Yamamoto H, Mihara K, Inaguma Y, Miura Y, Furukawa K, Yamamoto Y, Akatsuka Y, Kasahara S, Miyao K, Tokuda M, Sato S, Mizutani Y, Osawa M, Hattori K, Iba S, Kajiya R, Okamoto M, Saito K, Tomita A.
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Journal Title
Blood Advances
Volume: 6
Pages: 3230~3233
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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