2022 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation for potential CTL epitopes spanning various coronavirues aiming for universal vaccine development
Project/Area Number |
22H03119
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
上野 貴将 熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 教授 (10322314)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 拓志 熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 講師 (80711001)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 新型コロナウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
約20年の間に7種類のコロナウイルスがヒトに入り、その1つであるSARS-CoV-2によるアウトブレークが世界的に広がる事態となった。新興コロナウイルスに対する備えを高めることが世界共通の目標として求められている。本研究では、広汎なコロナウイルスに対して免疫記憶を維持するヒトCTLを網羅的に探索し、汎コロナワクチンとしての有用性を検証する。科学的根拠となるデータを取得したうえで、将来のパンデミックに備えたユニバーサルワクチン開発に向けた展開を図る。本年度は、COVID臨床研究コンソーシアムの構築に尽力し、 熊本-福岡地域の医療機関(熊本大学病院、熊本中央病院、九州大学病院、九州医療センターなど)、および他地域の協力機関(都立駒込病院、名古屋医療センター、広島大学病院など)を中心にCOVID臨床研究コンソーシアムを築き、SARS-CoV-2感染者やワクチン接種後の血液検体を採取することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床検体の取得およびワクチン接種ボランティアからPBMCを取得する体制が整備できた。
|
Strategy for Future Research Activity |
COVID-19回復者およびワクチン接種者から経時的に採取したPBMCを用いて、IFN-γELISPOTアッセイ、あるいはT細胞の活性化マーカー(CD25,CD137など)の発現をフローサイトメトリーで検出することで、SARS-CoV-2特異的なCTLとその経時的な変化を解析する。
|