2022 Fiscal Year Annual Research Report
虚血組織に血管新生を誘導する経静脈投与が可能なエクソソーム血管再生療法の開発
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22H03158
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
濱野 公一 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 亮 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10570319)
上野 耕司 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
藏澄 宏之 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50645116)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 再生医療 / エクソソーム / 血管新生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、エクソソームを分泌する細胞として歯髄幹細胞を選択し、歯髄幹細胞が分泌するエクソソームについて解析を行った。 歯髄幹細胞は、メーカーから購入したが、そのメーカーが歯髄幹細胞用培地として販売している培地には血清が含まれている。そのような血清には、動物由来のエクソソームが含まれていることから、xeno-free培地で歯髄幹細胞を培養できる培地の検討を行った。 本年度は、国内メーカー2社から販売されている間葉系幹細胞用の2種類のxeno-free培地を選択した。 歯髄幹細胞を3日間培養し、その培養上清中の成長因子、および、その培養上清中に含まれるエクソソームに内包されている成長因子の量をELISA解析で比較した。6種類の成長因子を解析したところ、5種類の成長因子は培養上清で高い値を示したが、1種類の成長因子は、培養上清中に含まれるエクソソームに内包されている成長因子で高い値を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
歯髄幹細胞をxeno-free培地で培養できることを確認し、歯髄幹細胞が分泌するエクソソームに内包されている成長因子を解析することが出来たため。
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Strategy for Future Research Activity |
歯髄幹細胞をxeno-free培地で培養するときに分泌されるエクソソームの血管新生能を解析する。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Cryopreserved allogenic fibroblast sheets:development of a promising treatment for refractory skin ulcers2022
Author(s)
Soichi Ike, Koji Ueno, Masashi Yanagihara, Takahiro Mizoguchi, Takasuke Harada, Kotaro Suehiro, Hiroshi Kurazumi, Ryo Suzuki, Tomoko Kondo, Tomoaki Murata, Bungo Shirasawa, Noriyasu Morikage, Kimikazu Hamano
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Journal Title
American Journal of Translational Research
Volume: 14
Pages: 3879-3892
Peer Reviewed / Open Access
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