• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2024 Fiscal Year Research-status Report

マトリセルラータンパク質阻害によるがん微小環境の破壊と抗腫瘍効果の検討

Research Project

Project/Area Number 23K24421
Allocation TypeMulti-year Fund
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

豊岡 伸一  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (30397880)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 冨田 秀太  岡山大学, 大学病院, 准教授 (10372111)
枝園 和彦  岡山大学, 大学病院, 講師 (30708079)
山本 寛斉  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40467733)
岡崎 幹生  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (50467750)
阪口 政清  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70379840)
冨樫 庸介  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80758326)
諏澤 憲  岡山大学, 大学病院, 助教 (90839713)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2026-03-31
Keywordsがん微小環境 / がん関連線維芽細胞 / マトリセルラー蛋白
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、がん微小環境におけるCAFの由来・成熟に対するマトリセルラータンパク質の役割を解明し、その阻害によって肺がん治療の新たな戦略を創出することを目的としている。
2022年度は、肺がん手術検体から得られた肺がん・正常肺組織のペアサンプルを用いてシングルセルRNAシークエンスを実施した。さらに、非小細胞肺がん細胞株とCAFを用いて、CAFががん細胞に与える影響をin vitro共培養および馴化培地モデルで検討した。その結果、CAF共培養およびCAF由来CM刺激により、肺がん細胞の増殖、遊走・浸潤、薬剤耐性がいずれも亢進することを明らかにした。
2023年度は、CAFで高発現するマトリセルラータンパク質POSTNががん細胞の表現型に及ぼす影響を解析した。POSTNはCAFから分泌され、がん細胞の遊走能、EMT誘導、薬剤耐性を促進することをin vitroで確認した。また、CAFにおけるPOSTN発現はTGF-βに加え、POSTN自身によるオートクライン機構でも誘導されることが示された。マウス皮下腫瘍モデルでは、CAF由来POSTNの抑制により腫瘍増大が抑えられ、薬剤感受性の改善も認められた。
2024年度は、CAF由来のPOSTNと血管内皮細胞の作用の解析に取り組んだ。肺がん検体からマグネットビーズを用いて正常肺およびがん血管内皮細胞を抽出し、hTERT導入による細胞株化を試みたが、継代維持が困難であったため、市販のHUVECを不死化して使用した。肺がん細胞やCAFとの共培養、POSTN、TGF-β・TNFα刺激が血管内皮細胞の発現プロファイルに与える影響を検討し、特にEndMT誘導について複数条件で評価したが、本モデルでは明確なEndMTは確認されなかった。POSTN発現レンチウイルスを用いて高発現HUVECを作製したが、同じくEndMTは誘導されなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

in vitroおよびin vivoモデルを用いてCAFが、肺がん細胞細胞の増殖能、遊走・浸潤能、薬物治療抵抗性といったがん進展能を促進することをを明らかにした。
CAFが分泌する液性因子の中でも、マトリセルラー蛋白であるPOSTNがこれらを促進することを明らかにした。以上よりCAF由来のPOSTNは腫瘍の進展を促進し、治療標的としての可能性が示された。POSTNが血管内皮細胞に与える影響については、現時点ではin vitroの検証で明らかな結果が得られていないため、今後のvivoモデルでの検証に向け準備は整っている。

Strategy for Future Research Activity

血管内皮細胞に対するPOSTNの作用に関するin vitro実験については、引き続き条件検討を行いながら継続する。並行して、POSTNを恒常発現させた肺がん、血管内皮を用いたマウス皮下腫瘍モデルを作製し、血管新生や腫瘍免疫、などのがん微小環境の変化を検証する。

Causes of Carryover

本年度においては、研究計画の一部が次年度にずれ込んだことに加え、消耗品費・外注費等の支出が一部翌年度に繰り越されたため、次年度使用額が生じた。
次年度は、繰越分を活用し、当初計画通りに解析・実験を進めるとともに、研究成果の取りまとめと論文作成に係る支出にも充当する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] がん微小環境におけるマトリセルラー蛋白を介するがん進展機構2024

    • Author(s)
      諏澤 憲、高津史明、松田直樹、Yin Min Thu、伊達慶一、冨田秀太、枝園和彦、山本寛斉、豊岡伸一
    • Organizer
      第41回日本呼吸器外科学会学術集会

URL: 

Published: 2025-12-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi