2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of neuroregeneration therapy mediated by peripheral blood mononuclear cell-derived exosomes through cell modification.
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22H03183
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
金澤 雅人 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80645101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠山 公大 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (20843618)
下畑 享良 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60361911)
田井中 一貴 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80506113)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 脳梗塞 / 機能回復 / 細胞療法 / 末梢血単核球 / ミクログリア / エクソソーム / miRNA / VEGF |
Outline of Annual Research Achievements |
亜急性期脳梗塞の神経再生治療は重要な課題である.幹細胞療法が期待されているが,早期に十分な細胞数を用意できない.我々は,この問題を解決するため,虚血類似の低酸素低糖 (oxygen-glucose deprivation: OGD)で刺激し,形質を転換させた末梢血単核球を,ラット脳梗塞モデルに末梢投与することで,梗塞巣の血管新生,神経軸索の伸展を惹起し,機能を回復しうることを見出した.しかし,その作用機序は十分には明らかでなかった.今回,刺激により通常状態では炎症性にある末梢血単核球が,OGD刺激単核球由来のエクソソームのmiRNAにより単核球自体が形質転換すること,さらにOGD刺激単核球がエクソソームのmiRNA、VEGFを介して、脳内のミクログリアも保護的なタイプに修飾されることが組織修復に寄与する機序であることを明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
目的の細胞療法の機序の一つは証明できたため.
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Strategy for Future Research Activity |
更にどのように投与した細胞が作用して,治療効果がもたらすのかを検討する.研究を推進するため外部受託もさらに行う.
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Research Products
(21 results)