2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a new wound treatment with reduced HMGB1 using non-thermal atmospheric pressure plasma
Project/Area Number |
22H03250
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
森 秀樹 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (60325389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 善久 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (00735318)
村上 正基 愛媛大学, 医学系研究科, 特任教授 (20278302)
神野 雅文 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (30274335)
白石 研 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80710863)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | HMGB1 / プラズマ / 還元状態 / 角化細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)プラズマによるHMGB1の還元。HMGB1のプラスミドを使用し、細胞障害性が出ない最適条件(電圧、波長、照射時間)でプラズマ照射を行った。HMGB1はプラズマ照射により分解されてしまい、目的の還元状態に到達することはできなかった。そのため、プラズマに用いるガスをCO2やそのほかのガスに変更し、培養液内で還元作用を起こす計画を進行中。 2)培養角化細胞への直接作用の検証。単層培養角化細胞に対しReduced-HMGB1を加えた培養液をプラズマ照射の有無、還元薬使用の有無により4群に分け、細胞の生存率、アポトーシス、細胞増殖、遊走能、分化誘導などを検討し、プラズマ照射による還元型HMGB1の効果を解析した。単層培養角化細胞のスクラッチテストでは、プラズマ照射群で有意に細胞増殖・または遊走能の活性化がみられ、それに加えてHMGB1を添加した群ではさらに有意な結果を得られた。 3)通常マウスBalbcの背面に8mmパンチで創傷を作製し、マウスの背部に2秒間プラズマを照射後、HMGB1を含む溶液をパッチテスターで貼付した。プラズマ照射及びHMGB1含有テスターの交換は2日ごとに行い、プラズマ照射群で創傷治癒の促進がみられた。 4)poly(I:C)を用いて角化細胞を刺激して炎症性サイトカインを誘導し、プラズマの抗殺菌効果、抗炎症効果を検討し、一定の効果が得られたが、HMGB1含有群を含め有意差はみられなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プラズマによるHMGB1の還元状態を起こすことが未だできていない。あまり強く長いプラズマを照射するとHMGB1自体が壊れてしまうため、弱く短いプラズマで、プラズマ照射に用いるガスや環境を変えつつ模索している段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
今回の研究実験の過程で、プラズマとHMGB1 Bboxによる創傷治癒作用の促進効果を見出す事ができた。引き続きHMGB1の還元効果をもつプラズマを作製していく。 また、マウスの創傷治癒実験を進めていく予定
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Research Products
(2 results)