2022 Fiscal Year Annual Research Report
アドバンス・ケア・プランニングを始める時期が客観的にわかる方法の開発と効果の検証
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22H03305
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
浜野 淳 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10709190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 璃奈 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10824675)
讃岐 勝 筑波大学, 医学医療系, 助教 (40524880)
山口 拓洋 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50313101)
森田 達也 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 精神腫瘍学研究部, 研究部長 (70513000)
竹内 文乃 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80511196)
平塚 裕介 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50936888)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 生命予後予測 / 機能予後予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
前研究課題で開発した生命予後予測モデルの手法を用いて、身体機能予後予測モデルを開発するための入院患者データセットを入手し、データの切り出し、解析方法の検討を行った。その結果、入院患者の場合、身体機能の改善・悪化の頻度が多いため、どのような身体機能を予測することが可能かということを検討した。そして、がん患者・家族を対象に行ったネット調査で、約60%のがん患者が、インターネット上で予後予測を知りたいという希望がある一方で、予後予測モデルの精度や個人情報保護に関する懸念があることが明らかになった。また、33.6~46.9%のがん患者が、いつまで歩けるか、いつまで話せるか、という機能予後を知りたいと考え、26.6%のがん患者が生命予後を知りたいと考えていることが分かった。そして、身近な人をがんで亡くした経験のあるがん患者は、生命予後やいつまで歩けるか、いつまで話せるか、という機能予後を知りたいと考える傾向がより強いことが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベースの故障などがあったが、解析方法の検討や開発する予後予測モデルに関する検討が順調に進んだため。
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Strategy for Future Research Activity |
入手したデータセットから身体機能予後予測モデルを開発すると同時に、電子カルテに生命予後予測が自動表示されることで、医師などの診療行動の変化を明らかにしていく。また、身体機能予後予測を可能にする新たなデータセットを取得していく。
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