2022 Fiscal Year Annual Research Report
スマートセンサーとAIによるがん性皮膚潰瘍においモニタリング・ケアシステムの開発
Project/Area Number |
22H03384
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
玉井 奈緒 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80636788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峰松 健夫 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (00398752)
真田 弘美 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50143920)
高橋 聡明 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (50824653)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | がん性皮膚潰瘍 / がん看護 / におい / 創傷ケア / スマートセンサー |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究目的:がん性皮膚潰瘍におけるスマートにおいセンサーの使用可能性の検討 取り組んだ成果:①がん性皮膚潰瘍のにおいを検知可能かつ、在宅等で患者が拘束されることなく簡便に使用可能なスマートにおいセンサーの探索を行った。福祉機器展への参加や各種学会に参加し、臭気に関連する企業等と検討を重ねた。その中で、いくつかにおい検知センサーの候補が挙がり、該当企業からの説明・交渉の結果、noseStick(I-PEX)を採用した。noseStickはまだ開発されたばかりであるが、患者の簡便性を考慮して選択した。②noseStickのにおい検知の使用可能性を検証するため、がん性皮膚潰瘍の原因物質について各検索エンジンにて、文献検索を実施した。③文献検索の結果(ポリアミンや有機酸等)をもとに、noseStickのにおい識別検知素子を選択した。(企業の制作の都合上、におい識別検知素子の入手に時間を要した)④におい識別検知素子で、実際のがん性皮膚潰瘍のにおいを模倣した臭気の検知が可能であるか、また検知の精度について、現在も実験を継続している。⑤また並行して、臨床調査に向けて倫理申請をおこなうとともに、臨床現場の調整中を実施している。 今後は、スマートにおいセンサーの使用可能性の成果をまとめるとともに、noseStickと従来のにおいセンサーで検知した成分の一致度と臭気の強さの相関についても分析を実施する準備をおこなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
企業の都合にて、noseStickのにおい識別検知素子の入手に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
noseStickの使用可能性が確認でき、倫理申請の許可が下り次第、実際の患者のガーゼを用いた検証を進めていけるように、すでに臨床の医師とコンタクトは取り、臨床調整を開始している。またケアアプリケーション開発に関わる研究者との研究ミーティングも開始するなど、研究推進の方策をとっている。
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