2024 Fiscal Year Research-status Report
Development of a preconceptional care IoT program for working women in the wiz/post-corona era
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23K24663
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
大田 えりか 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40625216)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 由佳 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (40749553)
須藤 茉衣子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 政策科学研究部, 研究員 (40817243)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | プレコンセプション / 低出生体重児 / 働く女性 / 妊孕性 / 介入研究 |
| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は、妊娠前の行動変容を促すプレコンセプションケアの有効性を検討するため、無作為化比較試験(RCT)に基づく系統的レビューを行った。女性および男性を対象に、教育、カウンセリング、情報提供などを含む介入の効果を分析した。26件のRCTを対象に、個別教育、集団教育、オンライン教育、情報キャンペーンの4つに分類し、行動変容、知識、健康アウトカムへの影響を検討した。葉酸摂取、栄養、身体活動、自己効力感の改善など一定の効果が確認された。とくに、体重・BMI・ストレス指標への効果や、健康に対する態度の変化もみられた。分担研究者の須藤芽衣子先生が筆頭著者として、BMC Women’s Health誌に論文を発表した(2025年掲載)。PIの大田は全体の構成や論文化を主導したほか、分担研究者の本田由佳先生と、プレコンセプションケアに関連するアプリ開発に向けた打ち合わせも行った。今後は、IoT介入や、男性も含めた介入、社会的健康や心理的支援を含めた包括的アプローチの構築が必要とされる。さらに、実装可能性を確認するため、2025年度にはアプリの開発を完了し、フィージビリティ調査の準備を進めている。対象者の体験をもとに改良を重ね、翌年度の介入研究に向けた基盤を築く予定である。本研究の成果は、働く世代の女性の健康行動を促す新たな支援手段となることが期待され、次世代の母子保健にも寄与するものである。加えて、プレコンセプションケアの普及に向けた啓発活動や政策提言の視点も今後の検討課題としており、研究成果を社会実装へとつなげていく体制を構築している。国際的な学会や連携機関とも協力し、エビデンスの発信と国際標準化にも貢献していく方針である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究はおおむね順調に進展している。2024年度は、プレコンセプションケアの行動変容介入に関するエビデンスを整理するため、無作為化比較試験(RCT)に基づく系統的レビューを実施した。合計26件のRCTを対象に、介入の種類別(個別教育、集団教育、オンライン教育、情報キャンペーン)に効果を分析し、行動変容や知識の向上、健康アウトカムへの効果を確認した。分担研究者の須藤真衣子氏が筆頭著者としてBMC Women’s Health誌に論文を掲載した。また、PIの大田は全体のレビュー設計、論文化に加え、分担研究者の本田氏とアプリ開発に向けた打ち合わせを行った。論文公開により、本研究の社会的意義と国際的な波及効果が期待される。次年度以降は、働く女性へのIoT包括的アプローチの検討、介入ツールの開発など実装可能な形への応用に取り組む予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
令和7年度は、モバイルアプリとIoT機器を用いたプレコンセプションケア健康支援プログラムの開発を完了させ、実装可能性を確認するためのフィージビリティ調査を実施する。働く女性を対象に、アプリと機器を用いたプログラムを試用してもらい、自記式質問紙とインタビューにより、使用上の課題、継続率、操作性、IoT機器の利便性などを評価する。得られたデータをもとに、プログラムの内容、表示方法、通知機能の改善、情報提供の最適化を行い、より実用的な健康支援ツールへと改良する。また、アプリとIoTのデータ連携やセキュリティ面の確認、操作ガイドの整備も進める。加えて、翌年度に実施予定のランダム化比較試験(RCT)に向け、研究実施計画書の策定、介入・対照群の設計、アウトカム指標の最終確認、研究実施体制の強化など、準備を進める。
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| Causes of Carryover |
令和6年度:令和4・5年度に実施した【プレコンセプションケアの概念に関 する専門家調査】【働く女性の健康管理に対する意識・需要に関する】の論文化を進める。開発したモバイルアプリ・IoT(体重計、Fitbit)を活用した健康支援 プログラムの計画書を分担研究者の本田と共同で作成し、倫理審査を進める。
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