2022 Fiscal Year Annual Research Report
予防活動の持続・発展のための地域看護実践技術の普及・定着に向けた実用化促進研究
Project/Area Number |
22H03410
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
宮崎 美砂子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (80239392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 悟子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (10780512) [Withdrawn]
飯野 理恵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 講師 (40513958)
杉田 由加里 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (50344974)
石丸 美奈 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (70326114)
時田 礼子 東京情報大学, 看護学部, 助教 (70554608)
坂井 文乃 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70835321)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 予防活動 / 地域看護実践技術 / 実用化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、予防活動の持続・発展のための地域看護実践に対する市町村中堅保健師の研修ニーズを明らかにすることを目標とした。3種別の調査対象者(自治体の人材育成担当者、小規模市町村の中堅保健師、中堅保健師の上司にあたるリーダー保健師)を対象に面接調査を計画していたが、新型コロナウイルスの新たな法体制の発布直後であり自治体所属である上記3種別の調査対象者の協力を得るのが困難になった。当初計画を見直し、市町村中堅保健師の研修ニーズ調査方法として、面接調査の前段階として、紙面調査にて全国の小規模自治体の現状を把握し、面接調査を焦点化することにした。先立って文献レビューによる課題の整理を行った。国内文献(過去20年間)を対象に、中堅、保健師、能力、人材育成、研修、OJT、小規模自治体を検索語に用い、目的に合致する文献選定を行った。その後、紙面調査内容及び後続する面接調査項目を吟味した。その結果、研修ニーズ調査は、小規模市町村の中堅保健師の能力開発の内容・方法の特質を明らかにする部分に焦点をあて、①予防活動の持続・発展のための地域看護実践技術4 領域38 項目について、中堅保健師の能力開発において必要な技術項目、②OJTの5条件(業務遂行上の問題意識、助言を通じての相互理解の実施状況、業務の体制、職場風土、活動や実践能力への影響)について中堅保健師の能力開発に必要な内容、③それら①及び②の能力開発において小規模市町村の体制や環境を踏まえて創意工夫が必要な内容・方法の検討資料を得ることをねらいとすることを明確にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの新たな法体制の発布直後であり、当初計画としていた、自治体所属である3種別の調査対象者の面接調査への協力を得るのが困難になった。当初計画を見直し、市町村中堅保健師の研修ニーズ調査方法として、面接調査の前段階として、紙面調査にて全国の小規模自治体の現状を把握し、面接調査内容の焦点化を図ることにしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
市町村中堅保健師の研修ニーズ調査方法として、面接調査の前段階として、紙面調査にて全国の小規模自治体の現状を把握し、面接調査の焦点化を図る。また文献レビューによる課題の整理を行う。それらにより、研修ニーズ調査は、小規模市町村の中堅保健師の能力開発の内容・方法の特質を明らかにする部分に焦点をあて、①予防活動の持続・発展のための地域看護実践技術4 領域38 項目について、中堅保健師の能力開発において必要な技術項目、②OJTの5条件(業務遂行上の問題意識、助言を通じての相互理解の実施状況、業務の体制、職場風土、活動や実践能力への影響)について中堅保健師の能力開発に必要な内容、③それら①及び②の能力開発において小規模市町村の体制や環境を踏まえて創意工夫が必要な内容・方法の検討資料を得るものとする。
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