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2022 Fiscal Year Annual Research Report

個体老化における老化細胞蓄積のメカニズム解明

Research Project

Project/Area Number 22H03538
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

富松 航佑  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (00614926)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords個体老化 / 細胞老化 / 空間オミクス / 単一細胞解析
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、組織に老化細胞が蓄積し、周辺の細胞を変質させることで骨格筋幹細胞数が減少するに至るメカニズムを解明する。本年度は組織内での細胞間相互作用を解析する空間オミクスの系の構築を重点的に行った。まず、骨格筋組織において空間情報を維持して活性化シグナル伝達や細胞状態を網羅的に解析するため、細胞の染色と消光を繰り返す連続免疫染色法を開発した。薬剤で容易に開裂可能なリンカーを介して抗体に蛍光物質を付加し、抗体を用いた標的の染色後、薬剤で蛍光シグナルが消光されることを確認した。また消光後のサンプルを用いて他の標的タンパク質が染色されることを確認し、連続的にタンパク質の空間データを取得可能であることを示した。また併行して空間トランスクリプトーム手法RNA Seq-smFISHの立ち上げを行った。本手法は単一分子のRNAを輝点として検出し、細胞あたりの輝点数を遺伝子発現としてカウントする。RNAを検出するためのターゲット配列を決定し、標的RNAあたり24種類のプローブをデザインした。次にデザインしたプローブを用いてRNAを検出するために、サンプル調整法の条件検討を行った。サンプルをゲルに封入し、タンパク質除去を行うことでバックグラウンドの低減及び単一RNA分子の検出に成功した。今後は連続免疫染色後の組織サンプルを用いてSeq-smFISHで単一RNA分子の輝点検出条件を検討するとともに、老化組織を用いた空間オミクスの実データ取得を行う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

当初予定に沿って、データ取得を進めており当初の計画通りに進展している。

Strategy for Future Research Activity

研究計画に従って進めていく。

  • Research Products

    (4 results)

All 2022 Other

All Presentation (3 results) (of which Invited: 2 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 空間マルチオミクスによる細胞状態と空間分布特徴の解析2022

    • Author(s)
      富松航佑
    • Organizer
      第45回分子生物学会
    • Invited
  • [Presentation] 空間マルチオミクスによる細胞状態の特徴量解析2022

    • Author(s)
      富松航佑
    • Organizer
      第3回ゲノム生物物理学セミナー
    • Invited
  • [Presentation] 単一細胞レベルでタンパク質の空間プロファイルをする連続免疫染色法の開発2022

    • Author(s)
      富松航佑
    • Organizer
      第15回日本エピジェネティクス研究会年会
  • [Remarks] 九州大学 トランスクリプトミクス分野ホームページ

    • URL

      https://tx.bioreg.kyushu-u.ac.jp/

URL: 

Published: 2023-12-25  

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