2022 Fiscal Year Annual Research Report
Realizing Internet Routing Security Based on Lattice-Based Cryptography
Project/Area Number |
22H03591
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
矢内 直人 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 准教授 (30737896)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CRUZ JASON.PAUL 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教(常勤) (40807731)
岡村 真吾 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (50423132)
小島 英春 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (90610949)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 暗号 / インターネットセキュリティ / 暗号実装 / 格子暗号 |
Outline of Annual Research Achievements |
インターネットセキュリティの新たな仕様として注目されているASPA について有効性を解析した。ASPAは暗号技術に基づいて作られた技術として注目されているものの、その有効性については示されてこなかった。これに対し、ASPAのシミュレータを新たに設計することで、実際のインターネットトポロジにおけるASPAの有効性を確認した。この成果は国際論文誌IEEE Open Journal of Communication Societyに採録され、2023年1月に同論文誌に掲載されている。また、暗号理論として、複数人の検証者を署名者が指定できる多人数検証者指定署名において、一般的構成を明らかにした。多人数検証者指定署名は従来はフルスクラッチで構成する必要があった。これに対し、署名者の匿名性を持つ多人数の署名であるリング署名があれば、一般的に構成できることを示した。また、リング署名として格子暗号の方式を用いることで、格子暗号としての構成も示すことが可能である。この多人数検証者指定署名の方式は、国際会議APKC2023 に2023年3月に採録されている。さらに、高機能暗号として署名を固定長に圧縮する集約署名の設計及びソフトウェアルータへの実装も行っている。その結果は、国際論文誌IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciencesに2023年1月に掲載された。また、そのほかの成果として、高機能暗号の可視化についても部分的に検討し、国内研究会コンピュータセキュリティシンポジウム2022で発表している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
前述したとおり、ネットワークとして国際論文誌1件、暗号理論として国際会議1件、また、そのほかにも国内研究会1件と多くの成果を挙げている。これらのことから、当初の計画以上の成果が得られたとみなせる。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は暗号理論の成果と、ネットワークセキュリティの成果を統合した検討を進める。これまでに挙げた成果は当初の計画以上ではあるものの、独立した成果であった。これらを統合することで、研究計画をより優れたものにすることが可能である。
|