2022 Fiscal Year Annual Research Report
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22H03622
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鏡 慎吾 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (90361542)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 画像,文章,音声等認識 / ユーザインタフェース |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,利用者が鏡を通して見る自己あるいは他者の身体の鏡像に対して,正確に位置合わせされたアノテーション映像を遅れなく重畳提示する拡張現実感ディスプレイの研究開発を行う. 研究期間の初年度である本年度は,期間全体を通じて検討する低遅延位置合わせディスプレイの簡略版となるシステムを構築し,提案するアプローチの効果の確認と技術課題の洗い出しを行った.具体的には,単一観察者への情報提示を前提として,視点位置追跡の結果を低遅延で映像に反映する2次元ディスプレイシステムを開発した.ハーフミラーの背面にリア投影スクリーンを配置して,研究代表者がこれまで開発を行ってきた低遅延DLPプロジェクタの映像を投射する構成を取った.視点位置を含む身体運動の計測のため,2台の高速カメラによるステレオビジョンシステムを導入した.計画時点ではマーカベースの画像追跡を想定していたが,計画を前倒ししてマーカレスでの顔および手指の特徴点運動追跡を実装し,手指の鏡像へ位置合わせされた低遅延映像提示を実現し,その動作を確認した. これらと並行して,多視点への提示を可能する構成の基礎検討を行った.具体的には,裸眼立体ディスプレイ方式と,視点に依存しない映像提示方式の検討を進めた.また,運動体へのプロジェクションマッピングにおける位置合わせ誤差の定量的分析や,運動体と静止体へのプロジェクションマッピングの知覚の差異の分析などの基礎的検討も行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画で挙げた事項については,一部前倒しで実施しているものも含め,予定通りに実施を完了している.
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Strategy for Future Research Activity |
開発したシステムの直接の後継として裸眼立体ディスプレイ方式の開発を進めるとともに,視点に依存しない方式のシステムの実装・評価も進めていく.
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