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2022 Fiscal Year Annual Research Report

実世界サウンドユーザインタフェースにおけるリアルタイムインストラクション開発環境

Research Project

Project/Area Number 22H03625
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

高橋 伸  筑波大学, システム情報系, 准教授 (00272691)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 志築 文太郎  筑波大学, システム情報系, 教授 (20323280)
川口 一画  筑波大学, システム情報系, 助教 (80826975)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
KeywordsサウンドUI
Outline of Annual Research Achievements

今年度は「リアルタイムサウンドインストラクション(以下,RSI)のデザインと体系化」及び「RSI を作業状況・動作に同期させる機構」について重点的に研究を開始した.
「RSI のデザインと体系化」については,今年度は既存の音楽の音量やテンポを加工する方法を検討し調査した.前者については,トレーニング中の姿勢の角度を音量と結びつけることで,その正しさ等の情報を伝えることを試みた.ユーザ実験を行ったところ,ユーザに姿勢情報を一定程度伝えることができたことが確認できた.また,伝達された情報がユーザに対するフィードバックとして作用し,ユーザのモチベーション向上につながる可能性を確認できた.後者については,複数人の平均動作リズムを動的に計算して提示する手法を実装し予備的評価を行った.実験結果は実験参加者のグループにより効果が異なっていたが,うまく用いるとやはり参加者のモチベーション向上につながる可能性が確認された.
「RSI を作業状況・動作に同期させる機構」については,今年度は人間行動認識(HAR)の各種技術を調査を開始した.その中でも,行動や動作を元に少し先の姿勢を予測する方法に着目した.現在の姿勢認識に基づいてフィードバックを行う方法では必然的に遅れが発生する.適切なタイミングでフィードバックを行うためには,少し先の姿勢を予測し,その姿勢の評価に基づいてフィードバックを行う方法に利点があると期待できる.
また,もう一つの研究項目である「RSI のシナリオベース開発環境」についても,これまでにビジュアルプログラミングの手法を用いて,認識結果と音出力を対応づける環境の試作を行うことができた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の目標としている3項目について研究をそれぞれ進めることができ,各項目について研究会等における発表を行うことができた.

Strategy for Future Research Activity

3つの研究項目について,基本的には計画通りに研究を進める.
「RSI のデザインと体系化」については,評価実験を追加的に実施して論文化を目指す.また,その他の音の要素(音高,和声)の使用法や音の定位などについてもその利用法の検討を進める.
「RSI を作業状況・動作に同期させる機構」については,引き続き動作予測の実装を進めるとともに,この予測を行う手法の優位性について比較実験を行い評価を行いたい.
「RSI のシナリオベース開発環境」については,試作したビジュアルプログラミング環境を発展させて,より多様な場面に対応できる記述方法を検討していく,特に,複数の動作のシーケンスに対応するためのシナリオ的な記述方法について検討する.

  • Research Products

    (8 results)

All 2023 2022

All Journal Article (4 results) (of which Open Access: 4 results) Presentation (4 results)

  • [Journal Article] Pose visualization and feedback system based on pose prediction2023

    • Author(s)
      黄 佳贇, 高橋 伸
    • Journal Title

      情報処理学会第85回全国大会

      Volume: 2023 Pages: 4-225 - 4-226

    • Open Access
  • [Journal Article] 動作リズムの平均を提示する多人数トレーニング支援手法2023

    • Author(s)
      WANG RUIYUN, LI MIAO, HUANG JIAYUN, 高橋 伸
    • Journal Title

      第27回 一般社団法人情報処理学会シンポジウム(インタラクション2023)

      Volume: 2023 Pages: 924-926

    • Open Access
  • [Journal Article] サウンドインタラクション開発支援の環境設計2022

    • Author(s)
      坂田和輝, 田村隼, 高橋 伸
    • Journal Title

      第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2022)

      Volume: 2022 Pages: -

    • Open Access
  • [Journal Article] 音の大きさの変化によるトレーニング支援手法の提案と評価2022

    • Author(s)
      王瑞贇, 高橋 伸
    • Journal Title

      情報処理学会第199回HCI研究会

      Volume: 2022 Pages: 1-6

    • Open Access
  • [Presentation] Pose visualization and feedback system based on pose prediction2023

    • Author(s)
      黄 佳贇, 高橋 伸
    • Organizer
      情報処理学会第85回全国大会
  • [Presentation] 動作リズムの平均を提示する多人数トレーニング支援手法2023

    • Author(s)
      WANG RUIYUN, LI MIAO, HUANG JIAYUN, 高橋 伸
    • Organizer
      第27回 一般社団法人情報処理学会シンポジウム(インタラクション2023)
  • [Presentation] サウンドインタラクション開発支援の環境設計2022

    • Author(s)
      坂田和輝, 田村隼, 高橋 伸
    • Organizer
      第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2022)
  • [Presentation] 音の大きさの変化によるトレーニング支援手法の提案と評価2022

    • Author(s)
      王瑞贇, 高橋 伸
    • Organizer
      情報処理学会第199回HCI研究会

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Published: 2023-12-25  

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