2024 Fiscal Year Research-status Report
実大気環境中ナノ金属の動態と物理化学特性の解明:水溶性に着目して
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23K24974
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
猪股 弥生 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90469792)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸 章文 金沢大学, フロンティア工学系, 教授 (40344155)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 大気微小粒子 / 水溶性金属元素 / 酸分解金属元素 / ナノ粒子 / 東アジア / 健康影響 |
| Outline of Annual Research Achievements |
大気中微小粒子中の金属元素はヒトの健康に影響を与えることが指摘されている。特により小さなナノ粒子(粒径100nm以下)中の金属元素が体内に入り込んでアルツハイマー病などを引き起こすtことが懸念されている。多くの研究はPM2.5(粒子径が2.5マイクロメートル以下)に着目して酸分解性の金属元素の動態解析を行っている。 本研究では、より小さなナノ粒子中の水溶性金属元素の時空間変動を明らかにすることを目的として離島や工業地域において大気微小粒子を分級捕集し、酸分解金属元素および水分散金属元素の濃度を測定した。得られた結果から、工業地域は離島における濃度の10-100倍程度濃度が高いこと、日本の工業地域では越境輸送されてきた金属元素に、国内の発生源から放出された金属元素が付加されていることが示唆された。酸分解金属元素と比較して、水分散金属元素は、1/10-1/100程度の濃度であった。さらに水溶性金属元素については、粒径により含まれている金属元素の成分やその割合が異なることが明らかになった。特に、超微小粒子ほど有害性の金属元素含有量が多いことが示唆された。 今年度は、燃焼由来のレボグルコ酸について粒径毎に測定を行い、レボグルコ酸は超微小粒子よりも大きい分画(0.5-2.5μm)に主に存在していることが明らかになった。また、日本の遠隔地の通年データを取得するために、石川県能登(金沢大学珠洲大気観測施設)において大気微小粒子の分級捕集を開始した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大気微小粒子中の分級捕集を冬―春季に行った。金属元素・水溶性金属元素、また大気微小粒子中の主要成分である水溶性イオン濃度の測定を行った。粒子径毎の水溶性金属元素の濃度の年々変動などの知見をえたため。
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| Strategy for Future Research Activity |
前年度に引き続き、大気微小粒子の分級捕集を行うともに、酸分解金属元素・水溶性金属元素の濃度の分析を行う。また大気微粒子中の金属元素についてモデルシミュレーションを行い、時空間変動についても解析を進める。
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| Causes of Carryover |
計測装置の故障のために、次年度にも計測を行う予定が生じた。また、次年度は、本年度に引き続き大気微小粒子の捕集と化学成分の分析を行う。またモデルシミュレーションをもとに大気中金属成分の時空間変動を明らかにする。
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