2023 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive Research on Japanese Philosophy of Technology: a new step toward its globalization
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23H00557
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| Allocation Type | Single-year Grants |
| Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
直江 清隆 東北大学, 文学研究科, 教授 (30312169)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺本 剛 中央大学, 理工学部, 教授 (00707309)
金光 秀和 法政大学, 人間環境学部, 教授 (50398989)
河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
夏目 賢一 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (70449429)
藤木 篤 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (80609248)
鈴木 俊洋 崇城大学, 総合教育センター, 教授 (80645242)
犬塚 悠 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80803626)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 技術哲学 / 日本哲学 / 技術の倫理 / AIの哲学 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究の初年度として国際交流の基盤と国内の隣接分野との交流の基盤作りを主に行った、まず、東京で開催された国際技術哲学会を共催した。この国際学会において、この分野の代表者達を含む300人に及ぶ国内外の研究者と交流を深め、今後の研究のための多様なネットワーク構築の土台作りを行った。また、同会議では、本科研で準備してきた日本の技術哲学のテーマに関する複数のワークショップを開催し、日本において技術の哲学がいかに発展し、いかなる現状であるか、日本において技術者や科学技術社会論の研究者といかなる交流を行いつつ、技術哲学という分野を発展させているかなどについて国際的な発信を行い、今後共同研究していくためのの足がかりとした。さらに、同国際学会のポストシンポジウムでは「技術とモビリティ―誰もが自在に移動できる未来を実現するために」としてマーク・クーケルバークらこの分野の代表者や日本の研究者を交えて先端的な分野に関する議論を重ねた。さらに、この学会での成果を活かして、日本の技術哲学に関する英語による研究論集を発行することになり、それに向けた研究を推進した。その一環として、11月には水俣病の倫理及びSTSの現在に関する公開研究会を開催し、日本の現代の技術倫理、技術哲学の背景を探究した。また、2024年度に繰り越してからは、2024年8月にはローマで開催された第25回世界哲学会議において東アジアの研究者との交流を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度に国際技術哲学会を東京で開催したが、2024年度はその成果をもとに海外との交流を行い、国際的な情報発信の第二段として論集の刊行に向けた作業に取り組み、ワークショップを開催するなどして多角的に議論を重ねた。その結果、およそ研究論集のに向けた研究成果が集約されるに至った。
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| Strategy for Future Research Activity |
第1は、日本の技術哲学に関する研究論集の刊行である。すでに海外の出版社からの論集の刊行が進行中である。研究分担者を中心に、研究協 力者の協力も得て、現在における研究の発信と日本の技術哲学の紹介とを行うとともに、基本文献の翻訳と外国語の研究文献一覧を整備し海外 の研究者との研究呼応流の基盤作りに取り組む。 第2は、国内・国際ワークシップの開催であり、またWCP(世界哲学会)など国内外の関係の学会でのパネル企画などである。上記論集とも 連動し、こうした機会を設けて研究の発展と発信機会の増大を図る。 第3は、シンポジウムの成果を取りまとめ、研究の成果として、日本の現実に生きる技術哲学を提示するための日本語版の書籍を刊行するため、総合研究集会を開催し、活動の反省と今後の「技術哲学」のあり方について討議する。
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