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2023 Fiscal Year Annual Research Report

A Study of British Theatre Arts and Cultures in the Long 18th Century

Research Project

Project/Area Number 23H00614
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Keizai University

Principal Investigator

南 隆太  東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (60247575)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福士 航  東北学院大学, 文学部, 教授 (10431397)
松田 幸子  高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 准教授 (10575103)
大和 高行  鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (30253371)
小西 章典  大同大学, 教養部, 教授 (50367645)
吉原 ゆかり  筑波大学, 人文社会系, 教授 (70249621)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2028-03-31
Keywordsイギリス演劇 / 長い18世紀 / シェイクスピア / オペラ / ギャリック
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、劇中の歌やダンス、スペクタキュラーな舞台を可能にした背景幕や舞台装置、戯曲集に添えられたイラスト、公演のチラシ、俳優をめぐる論争パンフレット、オペラやコンサートの会場でもあった「劇場」という場の社会的位置など、当時の上演文化を構成する多種多様な事象を取り上げ、これらの作り出すネットワークを詳細に検討することを通して当時の上演文化あるいは演劇世界の全体像に明らかにすることをめざしている。そのために、(1)俳優とセレブ文化(2)音楽・歌・ダンス(3)アフターピース(4)演技・舞台装置・観客(5)舞台・ファッション・ジェンダー(6)劇場空間の科学言説の6つの研究ユニットを設定し研究を進める予定である。
研究プロジェクト初年度にあたり2023年度は、6月17日(土)と18日(日)に研究会を行い、研究協力者である川田潤福島大学教授、分担者である小西章典、松田幸子、大和高行、研究代表者の南隆太がそれぞれ研究発表を行い意見交換を行った。また、研究発表のほかに5年間の研究計画の確認と最終年度の研究成果発表に向けた準備について意見交換を行った。その他の研究成果としては、福士航、松田幸子、小西章典、吉原ゆかりが、それぞれ全国学会で研究発表を行ったほか、大和高行と南隆太はそれぞれが所属する大学紀要に研究論文を発表した。
また代表者の南隆太は、8月に英国Newcastleにおいて18世紀の劇場と英国北部の演劇サーキットに関する調査研究を行った。
本研究プロジェクトの方向性とその準備状況の確認を行い24年度以降、特に26年度に計画している国際研究集会に向けた招聘講師(基調講演)の選定等についても話し合いを進めることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

6月の2日間開催した研究会では、研究分担者全員および分担者が招聘した研究協力者が集まり、研究プロジェクトのこれからの進め方について十分な意見交換ができたこと。さらに、研究テーマの確認と具体的な研究成果の共有をおこなうことで、予定通りの研究を進めている。24年度には代表者の南が企画する学会シンポジウムを研究分担者と協力者で行うことになっており、現段階では着実に研究を進めることができていると言える。
しかしながら、円安の影響で海外での調査研究に行くには研究費が十分といえず、今後研究の進捗に悪影響を与える可能性があるのではないかと案じられる。

Strategy for Future Research Activity

24年度と25年度は、当初の計画に沿って、23年度の成果を踏まえて当初の研究計画に沿って研究を進める予定である。今年度は特に18世紀後半の劇場文化についての研究に重点を行う予定をしており、その成果は口頭及び論文での発表を予定している。
26年度に予定していたダブリンでの国際学会については、開催受け入れ校を変更し、英国のヨークでの学会開催について検討を行っている。これは、当初予定していた規模で開催する場合、円安によって主にの英国の研究者を招聘するにあたり十分な交通宿泊費を用意できない可能性があるため費用の削減を意図しているのと、York St John Universityの研究者との意見交換の際に協力の申し出があったためである。国際研究集会の開催地について変更の可能性があることを除けば、研究プロジェクト自体は概ね計画通りに進める予定である。
なお、24年度は研究分担者の大和高行が英国での調査研究を行う予定であるほか、これまでの研究成果を、代表者および分担者が全国レベルの学会および紀要等で発表する 予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2023

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 2 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 18世紀英国演劇におけるスパウティング・クラブの流行と消滅 :スパウターとは何であったのか?2023

    • Author(s)
      南 隆太
    • Journal Title

      コミュニケーション科学 Journal of Communication Studies

      Volume: 59 Pages: 27-61

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] [翻訳]二重の欺瞞,または,苦しむ恋人たち(1)2023

    • Author(s)
      大和 高行
    • Journal Title

      国際文化学部論集

      Volume: 24 Pages: 117-130

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] ギャリックと18世紀のランドスケープ2023

    • Author(s)
      松田 幸子
    • Organizer
      第55回ジョンソン協会
  • [Presentation] "Signor Shakespearelli"と1750年代のロンドン・オペラ2023

    • Author(s)
      小西 章典
    • Organizer
      第55回ジョンソン協会
  • [Presentation] 承前啓後のシェイクスピア映画2023

    • Author(s)
      吉原 ゆかり
    • Organizer
      第61回 日本シェイクスピア学会

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Published: 2024-12-25  

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