2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Validation of a technical training e-learning program for telemedicine conference in Asia
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23H01005
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 講師 (50644796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 真太郎 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (10823445)
森山 智彦 九州大学, 大学病院, 准教授 (20452758)
木村 拓也 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (40452304)
宮崎 誠 帝京大学, 理工学部, 助教 (60613065)
久田 由紀子 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (70423572)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 遠隔医療 / 国際教育 / 技術研修 / 教材開発 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではアジア太平洋研究教育ネットワーク医療ワーキンググループにおいて、国際間遠隔医療教育の技術研修における到達目標・評価指標を明らかにし、eラーニング研修プログラムを開発・実証する。 1年目である本年度は、ニーズ調査、トピック設計、到達目標と評価指針を開発した。4月にコアメンバーでオンラインのキックオフミーティングを開催し、研究チームとして「評価者」「顧問」「事務局」を組織し、ニーズに関する議論を行った。評価指標の開発研究に関して九州大学の倫理審査を受審(許可番号23235-00)し、研究デザインに則り評価者30名の募集と同意書を取得した。8月にAPAN医療WGでワークショップを開催し、関連研究や技術支援の紹介、開発すべき研修ニーズを議論した。また、12月のアジア遠隔医療シンポジウムにて、本研修が対象とするDtoD遠隔医療教育におけるコンピテンシーおよび5つの研修トピックごとの到達目標の草案を議論した。その後、12月から3月にかけてデルファイ法をベースとしたオンラインアンケートにて、全評価者へそれぞれの項目の妥当性について評価させた。不適切(1)-適切(9)の9段階で評価させ、回答者の7割以上の集約が見られたものを「合意」とし、1-3:不適切、4-6:不明、7-9:適切として分析した。1度目のアンケート結果を踏まえて項目を修正し、2度目のアンケートを実施した。到達目標・評価指標ともに2回のアンケートで全評価者の合意を得ることができ、4回のアンケートの回答率はすべて100%(30/30)であった。 また、並行してシステムの要件定義・設計を行った。技術的要素を確認し、必要文書を準備した。e-learningプラットフォームはMoodleを採用し、ルーブリックによる評価機能を、学習ツールの相互運用のための技術標準に準拠して開発することとした。研究内容を学会口演や論文で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度予定していた①構築すべきプログラムの項目や必要なスキルの調査分析、②技術支援に求められるコンピテンシー及びその評価指標の開発、そして③システムの要件定義、設計 が完了しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、本年度開発した到達目標・評価指標に沿った教材開発及び実装を予定している。「TOPIC 1. Overview: Concepts, introducing 4 topics, and general information such as network, system and security.」を九州大学・マラヤ大学(マレーシア)、「TOPIC 2. Setup big venue for hybrid medical conference」をブラウィジャヤ大学(インドネシア)、TOPIC 3. Live medical demonstration -endoscopy live demonstrationをアジア消化器センター(インド)、「TOPIC 4. 360-degree video on-demand transmission of operation room」及び「TOPIC 5. Medical case conference using metaverse」を九州大学が担当するよう研究者間で分担決めを行っている。教材開発のガイドラインを作成し、オンラインで打ち合わせを近日中に持つ予定である。
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