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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Development of prediction system for time-dependent performance of steel-concrete hybrid structure after intervention

Research Project

Project/Area Number 23H01490
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

下村 匠  長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (40242002)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮下 剛  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20432099)
中村 文則  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (70707786)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords鋼コンクリート複合構造 / 頭付きスタッド / 鋼材腐食 / 腐食ひび割れ / せん断耐力
Outline of Annual Research Achievements

研究初年度である2023年度は、基礎実験と実験方法の確立に主眼を置き、目標を概ね達成することができた。
コンクリート中に埋設された頭付きスタッドに直流電流を流すことにより実験室において人工的に腐食を導入し、コンクリートの腐食ひび割れを発生させることに成功した。複数のスタッドが配置されている場合、各スタッドを起点とした腐食ひび割れが連結する現象が確認できた。これらはスタッドの腐食が鋼コンクリート接合部の力学性能を低下させる原因となると考えられ、この現象を再現することが本実験のねらいであった。
次に、鋼コンクリート接合部を模した試験体を作製し、電流を流すことによりスタッドの腐食とこれに伴うコンクリートの腐食ひび割れを発生させ、せん断試験を実施した。せん断力とせん断変位の関係ならびにせん断耐力を良好に測定することには成功したが、スタッドの腐食や腐食ひび割れがせん断伝達特性に及ぼす影響を検出することはできなかった。これは、本試験では試験体への腐食の導入量が腐食導入試験の際よりも少なく、発生した腐食ひび割れも微小であったためと考えている。腐食量が少なかった原因は定かではないが、試験体を大型化させたことで電流が腐食以外にも消費されたためと考えている。これらを踏まえ、2024年度には腐食量、腐食ひび割れが顕著な段階での載荷試験を実施し、スタッドの腐食が接合部の力学性能を低下させる現象をとらえたいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

腐食導入、腐食導入後の載荷試験を実施し、実験方法を確立することには成功した。ただし、導入する腐食量の制御が不十分であったので、追加試験を必要とする。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は腐食量、腐食ひび割れが顕著な段階での載荷試験を実施し、スタッドの腐食が接合部の力学性能を低下させることを実験により確認する。次に、実構造物において腐食の生じる状態を再現するとともに、腐食が生じた際の補修補強法について研究を展開する。2025年度には補修補強後の再劣化についても研究を進める。並行して、数値シミュレーションにより劣化の進行、腐食が力学性能におよぼす影響、補修補強の効果について再現する方法についての研究に着手する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 鋼コンクリート複合構造におけるスタッドの腐食が接合部の力学特性に及ぼす影響2024

    • Author(s)
      田村悠人
    • Organizer
      土木学会第79回年次学術講演会
  • [Presentation] コンクリートの乾燥収縮が複合構造の接合部における応力伝達特性に及ぼす影響2024

    • Author(s)
      大谷章太
    • Organizer
      土木学会第79回年次学術講演会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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