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2024 Fiscal Year Research-status Report

Neutron Dose Measurement in A Neutron/Gamma-ray Mixed Field for BNCT

Research Project

Project/Area Number 23K26589
Allocation TypeMulti-year Fund
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

村田 勲  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (30273600)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 玉置 真悟  大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (10823396)
日下 祐江  大阪大学, 大学院工学研究科, 技術職員 (30781314)
佐藤 文信  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (40332746)
加藤 逸郎  大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (60314390)
吉田 茂生  東海大学, 工学部, 教授 (70174927)
宮丸 広幸  大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (80243187)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
KeywordsBNCT / 中性子線量計測 / ガラス線量計 / 中性子とγ線の混在場 / 減速材フィルター
Outline of Annual Research Achievements

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は中性子を用いた放射線治療であり、現在、原子炉に代わり加速器を用い普及が急がれている。中性子源は非常に強力であり、治療中、中性子による二次γ線が大量に生成する。つまり、患者は中性子とγ線の強力な混在場に晒されることになる。もちろん、治療中の治療以外の被ばく線量については正確に計測評価することが必要であるが、それは簡単ではなく、正確に評価されているとは言えない。将来の普及のためには、正確に患者の被曝線量を計測・評価する手法を確立しておく必要がある。この難しさは、多くの検出器が中性子とγ線両方に感度を有する点であり、そのため混在場において出てくる線量の内訳が不明な点にある。本研究では、現在線量計測素子として使用されているガラス線量計を用い、混在場でも中性子とγ線の線量を、別々に広いエネルギー範囲で正確に計測する手法の開発を目指している。
この基本的な方法は、2つのフィルター付きガラス線量計を用い、その計測値の差を使う。その数値がガンマ線もしくは中性子の線量になるように設計する。R5年度は、その理論的な背景の整理と手法による解の安定性などを検討した。その結果、設計は正常にできることが分かってきた。これは、ベイズ推定法の優良な安定性によっていると考えている。そしてR6年度にはまず、1種類のフィルターを製作してガンマ線場で正しい線量計を設計し、製作した。それを用いガンマ線場の計測を実施して、その結果が理論値と一致することを確認した。これは、ガンマ線場のみの場は簡単に作れる、という事実があるためである。現在は、混在場での計測を目指した2種類のフィルターの設計を進めているところである。また、それと並行して中性子とガンマ線の線量の比を任意に変化させられる場の検討も進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

フィルターの設計手法が実証実験により確立できたため、順調に進んでいると言える。ただ、2種類のフィルター設計はやはりなかなか難しく、難航している。また、混在場の構築は、かなりの材料を用いる必要があり、実現には少し工夫が必要であると思う。

Strategy for Future Research Activity

R7年度は以下の2つに取り組む。一つは、2種類のフィルターの設計である。設計手法の正しさは、ガンマ線場で確認できたが、本当に混在場で中性子とガンマ線の線量が計測できるか、という問題は、設計段階でかなり難しい。ただし、線量変換係数の再現を目指すため、達成度は定量的に知ることができる。設計は概ね終えているが、高精度なフィルターの政策をさらに目指す。そして、もう一つは、混在場の設計である。これは、中性子とガンマ線の線量費を自由に変えることができる、という条件を満たすことを考えているため、かなり複雑な設計となる。これまでの結果では、かなりの物量の減速材が必要になることが分かっており、場の構築自体が難しい可能性もある。その後は、2種類のフィルターでの実証実験を実施する。

Causes of Carryover

混在場の設計はおおむね終了したが、その製作は申請者の研究室にある材料でできたため、未使用額が生じた。しかし、その後の解析で、それでは不十分であることが分かったため、次年度、その追加購入に充てる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2024

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Design of Moderator Assemblies for Fast, Epithermal, or Thermal Neutron Dominated n-γ Mixed Fields Using a D-D Neutron Source2024

    • Author(s)
      Zixu Xu, Kazuma Aoki, Shingo Tamaki, Sachie Kusaka, Yuuki Chimura & Isao Murata
    • Journal Title

      Nuclear Technology

      Volume: - Pages: -

    • DOI

      10.1080/00295450.2024.2410642

  • [Journal Article] Accurate gamma-ray dose measurement up to 10 MeV by glass dosimeter with a sensitivity control filter for BNCT2024

    • Author(s)
      F. Kamisaki , T. Inoue , K. Tomiyoshi , M. Matsuki , K. Aoki , S. Kusaka , S. Tamaki , F. Sato , I. Murata
    • Journal Title

      Applied Radiation and Isotopes

      Volume: 209 Pages: 111299

    • DOI

      10.1016/j.apradiso.2024.111299

  • [Presentation] 中性子・ガンマ線混在場における混合材料フィルターを用いた ガラス線量計によるガンマ線量測定手法の開発2024

    • Author(s)
      Kazuma Aoki, Xu Zixu, Masaya Matsuki, Sachie Kusaka, Shingo Tamaki, Isao Murata
    • Organizer
      第20回日本中性子捕捉療法学会学術大会

URL: 

Published: 2025-12-26  

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