2023 Fiscal Year Annual Research Report
Transport pathways of Per- and PolyFluoroAlkyl Substances (PFAS) to agricultural lands and their behaviors in agricultural lands
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23H02331
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
登尾 浩助 明治大学, 農学部, 専任教授 (60311544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷保 佐知 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 研究グループ長 (00443200)
西脇 淳子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00549892)
山下 信義 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 上級主任研究員 (40358255)
近藤 文義 海上保安大学校(海上保安国際研究センター), 海上保安国際研究センター, 准教授 (40467725)
丸尾 裕一 国立水俣病総合研究センター, その他部局等, 研究員・ポスドク (00975534)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | PFAS / フラックス密度 / 大気 / 農地 / 緩和渦集積(REA)法 |
Outline of Annual Research Achievements |
PFASフラックス密度を測定するための緩和渦集積(REA)法の開発を進め、2基を製作した。製作した2基の試運転をし、良好に作動することを確認した。その際に、上向き風速と下向き風速によって補修された空気はそれぞれ約25%ずつであったので、REA法によるフラックス密度測定の仮定を満たしていることが分かった。捕集された空気は全測定期間の約50%であったことから、残りの50%は風速0.5m/s未満のデッドバンド(渦による輸送が行われないと仮定する風速)あったことが分かった。したがって、REA法によるPFAS捕集の質量収支を明らかにする必要があると考え、REA法と同一捕集時間でどの程度のPFAS捕集がなされるのかを明らかにして、REA法と比較することが今後の課題として明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
PFASフラックス密度を測定するための緩和渦集積(REA)法の開発を進め、2基を製作した。製作した2基の試運転をし、良好に作動することを確認した。
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Strategy for Future Research Activity |
明治大学黒川農場の畑圃場においてREA法によるPFASフラックス密度測定器の性能評価をする。そのために、常時大気を一定速度で吸引してPFAS捕集をする装置をREA法測定器と隣接して設置し、REA法によるPFASの質量収支を明らかにする。その後、府中市の東京農工大学附属農場水田においてPFASフラックス密度測定器と常時吸引PFAS捕集装置を設置し、水田におけるREA法によるPFAS質量収支を明らかにする。今年度は、REA装置の性能評価を行う。
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