2023 Fiscal Year Annual Research Report
臨床エビデンスに基づくミトコンドリア代謝高感度診断法の開発
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23H02621
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10380693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤星 朋比古 九州大学, 医学研究院, 教授 (20336019)
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
森 崇 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (40402218)
富田 弘之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (50509510)
新井 泰央 日本医科大学, 医学部, 講師 (00740599)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | NASH / MASH / レドックス / ミトコンドリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、DNP-MRIプローブとして活用しているニトロキシルプローブについて、特にCmPを用いた肝臓のミトコンドリア代謝に関して、反応メカニズム解明を実施して、非アルコール性脂肪肝炎(NASHモデル・MASH)への応用を実施する研究である。初年度では、これまでのMCDモデルマウスに加え、CDAHFDによるNASHモデルにおいて、CmPプローブが実際に肝臓の懸濁液で迅速に代謝し、ミトコンドリア呼吸鎖複合体1の基質であるNADHの添加において、レドックス反応が加速すること、また呼吸鎖複合体4の阻害剤であるKCN添加においてその反応が大きく抑制することを確認した。また細胞質成分との反応では、その反応性が極めて遅いことから、ミトコンドリア電子伝達系における反応を媒介することを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究項目の遂行事項について概ね順調に研究が進んでいる
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究において、肝臓のミトコンドリアにおけるレドックスプローブの反応性が明らかとなってきた。今後は、ミトコンドリア機能と、レドックスプローブとの相関性についての研究を進める予定である。
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[Journal Article] Deuterium Magnetic Resonance Imaging Using Deuterated Water-Induced 2H-Tissue Labeling Allows Monitoring Cancer Treatment at Clinical Field Strength.2023
Author(s)
Asano H, Elhelaly AE, Hyodo F, Iwasaki R, Noda Y, Kato H, Ichihashi K, Tomita H, Murata M, Mori T, Matsuo M.
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Journal Title
Clin Cancer Res.
Volume: 29(24)
Pages: 51733-82
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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