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2023 Fiscal Year Annual Research Report

口腔細菌由来プロテアーゼからのCOVID-19病態解明~新規重症化制御法への展開

Research Project

Project/Area Number 23H02948
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

森永 芳智  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (30580360)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷 英樹  富山県衛生研究所, ウイルス部, 部長 (20397706)
山田 博司  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (30343304)
川筋 仁史  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (40957916)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
KeywordsCOVID-19 / 嫌気性菌 / Fusobacterium / Prevotella
Outline of Annual Research Achievements

初年度は、ハムスターを用いてCOVID-19モデルを作製した。本モデルは、SARS-CoV-2ウイルスのデルタ株以前では一過性の体重減少を認めたものの、オミクロン株では明らかな体重減少を認めなかった。
ハムスターCOVID-19モデルに共感染させるために、嫌気性菌のFusobacterium属菌とPrevotella属菌の培養を行い、培養上清を作成した。作製した培養上清はフィルター後に冷凍保存し、次年度以降の実験のための準備を行った。
ハムスターのモデル作製にあたり、経鼻感染と経気道感染で感染の確実性ならびに手技上の手間を評価した。その結果、経気道感染が長時間の麻酔を必要とするうえに作業台に固定し、気道を観察するという手間がかかる割には、感染率で経鼻感染と遜色がなかった。したがって、SARS-CoV-2ウイルス感染については経鼻感染を標準法とし、嫌気性菌の接種については、経気道接種と経鼻接種の両者で次年度に検討することとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究ではABSL3実験室を利用している。実験には、体力的な消耗も激しいために、一度に行える実験量も限られる中で、確実にモデル作製に成功しており、次年度以降も継続して評価できる体制を整えることができた。

Strategy for Future Research Activity

2年度目には、SARS-CoV-2ウイルスと嫌気性菌の上清との共感染を行う。既にあるin vitroのデータを参考とするが、本研究課題が着目しているプロテアーゼが十分にハムスターで活性を示すまでに必要な時間や量などの条件決定を確実に行う必要がある。ABSL3特有の作業負荷を念頭に入れて少しずつ計画的に進める。

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Published: 2024-12-25  

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