2023 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of pathogenic alveolar macrophages which release IL-1alpha in response to fine particles.
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23H03154
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
黒田 悦史 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10299604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今坂 舞 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (50759553)
大村谷 昌樹 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60398229)
白崎 善隆 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任助教 (70469948)
足立 匠 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (30736757)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | マクロファージ / IL-1 / 微粒子 |
Outline of Annual Research Achievements |
吸入性微粒子による肺の炎症と免疫応答についての研究を進めている。これまでの研究から吸入性微粒子を貪食した肺胞マクロファージは細胞死を引き起こすとともに細胞内に蓄積されたIL-1alphaを放出し、肺の炎症を惹起することを見出している。さらにIL-1alphaを放出する細胞をライブイメージングにより解析したところ、IL-1alphaを放出する細胞と放出しない細胞の存在を認めた。肺胞マクロファージから産生されるIL-1alphaは肺の炎症を誘導する主要な因子であることから、本研究ではIL-1alpha産生能が異なる肺胞マクロファージについて解析し、肺胞マクロファージからのIL-1alphaを産生の詳細なメカニズムを明らかにすることで微粒子等の吸入性化学物質により生じる炎症に対する新しい治療法や予防法の開発に取り組んでいく。この課題に対して本研究では種々の系統から回収したマウス肺胞マクロファージ全体のシングルセルRNAシーケンス解析、IL-1alphaを産生する細胞をライブイメージングにて解析し、その細胞をピックアップし遺伝子解析を行うシングルセル・ファンクショナルRNAシーケンス解析、さらにIL-1alphaリポーターマウスを作製し、これらのツールを駆使してIL-1alphaを高産生する肺胞マクロファージを同定する。本年度は特にIL-1alphaリポーターマウスの作製とシングルセルRNAシーケンス解析を中心に実験を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度はIL-1alpha産生の頻度が高いマウスを選別し、そのマウスを用いたIL-1alphaリポーターマウスの作製に着手し、生体マウスを得ることができた。現在マウスの繁殖を進めている。また、IL-1alpha産生の頻度が高いマウス低いマウスの系統から肺胞マクロファージを回収しシングルセルRNAシーケンス解析を行い、そのデータを得た。現在特定の細胞集団の有無について解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度はIL-1alphaリポーターマウスを用いた肺胞マクロファージのライブセルイメージング解析、およびIL-1alphaの蓄積が高いマクロファージの肺内分布の解析などを進める。また、ライブイメージングについては、細胞をピックアップし遺伝子解析を行うシングルセル・ファンクショナルRNAシーケンス解析をこころみる。さらにすでに行ったシングルセルRNAシーケンス解析のデータからIL-1alpha高産生に関与する細胞集団の同定を試みる。
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Research Products
(4 results)