2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and validation of an integrated application for proactive communication enhancing immigrant and refugee healthcare
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23H03213
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
五十嵐 ゆかり 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30363849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
明石 純一 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30400617)
高田 百合奈 青山学院大学, 地球社会共生学部, 助教 (50847233)
増澤 祐子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (70824712)
奥山 絢子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90452432)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 外国人医療 / プロアクティブ / コミュニケーション / アプリケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年の主な計画は、既存アプリの精査とプロアクティブ・コミュニケーション尺度の検討であった。 既存のアプリについては研究分担者の高田氏を中心として調査し、アプリの選別を行った。また、プロアクティブ・コミュニケーションの測定を検討するため、研究分担者の奥山氏、増澤氏を中心として文献検討を行った。これらの成果は、27th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS 2024) Conferenceにて発表した。 また、診察や保健指導の外国人の理解度を知るために、健康管理の状況の調査を行った。対象は、中国、ベトナム、韓国、フィリピン、ブラジル、インドネシアなどにルーツを持つ在住外国人130名であった。結果、男性48名、女性77名、どちらにもあてはまない5名であった。平均30.48歳で、背景は多い順にフィリピン(38%)、インドネシア(20%)、ブラジル(15%)であった。質問紙の回答で、特徴的であったのは、「自分の健康課題の症状や不調を予防などするために行動できるか?」の問いに対し、そう思う80名(61.5%)、非常にそう思う35名(26.9%)と88.4%が自信をもっていた。一方で、医師から質問されなくても、自分の気がかりな問題を伝える自信がある、ではそう思う63名(48.5%)、非常にそう思う16名(12.3%)と60.8%とコミュニケーションの質問については、他の質問よりも自信度が下がっていた。結果、比較的コミュニケーションに困っていない人が多い傾向であったが、自由記載では医療用語がわからない、薬剤の名前は自国とは異なる、などの診療内容だけではなく、予約の取り方や保険などの手続きに困っているという記述もあった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに研究が進めることができるように、研究分担者と進捗の確認などの会議を頻繁に持つようにする。
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