2023 Fiscal Year Annual Research Report
Prevention of salt damage by sustainable high-value-added multi-cultivar agriculture in Uzbekistan
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23H03601
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
川端 良子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40334479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 昭人 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (00255910)
篠崎 淳一 昭和薬科大学, 薬学部, 講師 (10433848)
井上 能博 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (60276631)
山本 佳世子 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (60311445)
中根 孝久 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (80384634)
草処 基 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (90630145)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 乾燥地 / ウズベキスタン / 高付加価値栽培 / 節水型農業 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年4月~5月にかけて、ウズベキスタンで野生のマオウの探索を行った。マオウを採取した地点の土壌も同時に採取し、分析を行った。 2023年6月3日から6月6日までヨルダンで行われたDTXV International Conference on Arid Landで発表した。 マオウの栽培実験、およびウズベキスタンの薬草の栽培実験をカラカルパクスタン農業大学の圃場で行った。特に、水分保持のために、1.水分を保持できる紙を埋めた圃場、2.水分を保持できる紙を埋め、土壌にピートモスを加えた圃場、3.水分を保持できる紙を埋め、土壌にたい肥を加えた圃場、4.そのままの圃場、の試験区をつくり栽培実験を開始した。 2023年8月にウズベキスタンから3名、Berdiyarカラカルパクスタン農業大学副学長、Azizタシケント農業大学副学長、Aparin博士を招聘し、東京農工大学、昭和薬科大学で共同研究についての議論を行った。また、ウズベキスタンに姉妹都市を持つ舞鶴市を訪問し、今後の協力の可能性について議論を行った。 共生菌についての研究では、マオウから採取した共生菌で実験を行い、生長を促進する可能性の高い細菌が見つかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
薬草の栽培実験を実施している。大半が順調に育っているが、一部成功していない薬草があり今後さらに栽培を続けたいと考えている。 共生菌についての研究では、マオウから採取した共生菌で実験を行い、生長を促進する可能性の高い細菌が見つかった。
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Strategy for Future Research Activity |
ウズベキスタンでさらに薬草の栽培実験を実施し、高付加価値作物の栽培方法を確立していきたいと考えている。 土壌改良が重要であることから、新たに工学院大学の酒井先生に参加してもらい、塩類土壌の改良について検討してもらうことになった。
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Research Products
(4 results)