2023 Fiscal Year Annual Research Report
Simultaneous analysis of multiple pathogenic proteins in the brain of Alzheimer's disease by multiplexed fluorine MR imaging
Project/Area Number |
23H03722
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
遠山 育夫 滋賀医科大学, 医学部, 理事 (20207533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳沢 大治郎 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 准教授 (50581112)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | アルツハイマー病 / 画像診断 / 核磁気共鳴画像 / アミロイド / タウ / アミロイドオリゴマー / 非ヒト霊長類モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アルツハイマー病の遺伝子改変モデルマウスに加えて我々の開発したアルツハイマー病の遺伝子改変モデルザルを用いて、Aβオリゴマーや老人斑の形成前から経時的に多重フッ素MR画像を撮影し、Aβオリゴマー、老人斑、神経原線維変化、神経細胞死がどのように脳内に出現し伝播していくか、in vivoで解析することを目的とする。現在のところ、アルツハイマー病の遺伝子改変モデルマウスは、老人斑歯形成するものの、老人斑から神経原線維に移行することはない。そこで、Aβオリゴマー、老人斑、神経原線維変化、神経細胞死がどのように脳内に出現し伝播していくか、in vivoで解析することを目的とする。現在のところ、アルツハイマー病の遺伝子改変モデルマウスは、老人斑歯形成するかを解析するためには、非ヒト霊長類の遺伝子改変モデルが必要である。我々は、これまで6頭のアルツハイマー病の遺伝子改変モデルカニクイザルを産出した。それらのサルの髄液中のAβ40、Aβ42、総タウ、リン酸化タウを測定した。その結果、6歳の1頭(CE2159F)でアミロイド病変とタウ病変を示唆する変化が認められた。そこで、このモデルザル1頭とコントロール1頭について、PET画像法によるアミロイドイメージングとタウイメージングを実施した。モデルザル1頭では、小脳にタウ信号の集積像が認められた。 フッ素MR画像については、アミロイドオリゴマー、アミロイド線維(老人斑)、タウタンパク凝集体(神経原線維変化)を検出するためのプローブについて検討し、これまでの成果を論文にまとめ報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
解析に用いるアルツハイマー病の遺伝子改変モデルザルについて、Gold standardsであるPET画像による解析を行うことができた。また、フッ素MR画像については、アミロイドオリゴマー、アミロイド線維(老人斑)、タウタンパク凝集体(神経原線維変化)を検出するためのプローブについて検討し、これまでの成果を論文にまとめ報告した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、解析に用いるアルツハイマー病の遺伝子改変モデルザルについての解析をすすめるとともに、人工授精等を駆使し、モデルザルの数を増やす。タウ病変が示唆されたサルについては、脳生検による病理検査も考慮する。また、フッ素MR画像用のプローブの特性を解析する。
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Research Products
(5 results)