2023 Fiscal Year Research-status Report
時間に制約のあるチームワークにおける調整と認識的行為
Project/Area Number |
23KF0227
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
大島 純 静岡大学, 情報学部, 教授 (70281722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOHAMMAD BAKHTIAR AISHAH 静岡大学, 情報学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-11-15 – 2026-03-31
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Keywords | チームワークの調整 |
Outline of Annual Research Achievements |
第一年度(後期)は,収集が完了している研究分担者のデータセットを,研究代表者の開発した対話の社会ネットワーク分析アルゴリズムで再度分析し,これまでのコード化した調整活動の指標との関連性について検討した.分担者がこれまで共同研究を展開してきているビクトリア大学のAllyson Hadwin教授ともオンライン会議を通じて議論を重ね,今回提案する定量化分析手法の妥当性を概念的にも高めた上で,調整活動が必要となるタイミングを抽出するための規則を明らかにすることを試みた. 代表者の開発したsocio-semantic network analysisで,議論のピークを定量的に同定し,その前後における協調学習の調整活動をepistemic network analysisで分析し,学習成果の高低による実践パターンの違いを明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画していた分析は終了し,現在成果発表のための論文を執筆している.
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Strategy for Future Research Activity |
第二年度の前期は,昨年度の後期から議論を始めた調整活動を必要とする問題が,学習者の活動の中に現れるタイミングの抽出アルゴリズムの改善を継続的に行う.いくつかの可能なアルゴリズム案を同じデータの分析に適用し,その精度比較を行うことによって最適なものを選択していく.第二年度の後期は,開発したアルゴリズムの有用性を確認するために,研究代表者が担当する初年次のPBLコースを受講する学生を対象に,彼らがチームワークを通してどのような問題に直面し,調整活動を展開していくのかを分析し,定期的にfeedbackを提供することにより,よりよい学習成果へと導く教授デザインを設計,実施する.
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Causes of Carryover |
データ分析に関わる補助者の雇用時間が予定よりも短く済んだため,繰り越す資金は翌年度の分析のための補助者謝金として利用する予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Integrating Quantitative Ethnography Methods to Support LA in the Age of AI2024
Author(s)
Oshima, J., Misiejuk, K., Kaliisa, R., Scianna, J., Eagan, B., & Swiecki, Z.
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Journal Title
LAK24 Conference Proceedings
Volume: -
Pages: 365-368
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Presentation] Integrating Quantitative Ethnography Methods to Support LA in the Age of AI2024
Author(s)
Oshima, J., Misiejuk, K., Kaliisa, R., Scianna, J., Eagan, B., & Swiecki, Z.
Organizer
LAK24
Int'l Joint Research