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2023 Fiscal Year Research-status Report

A Study on the Impact of Boko Haram's Terrorism on Fish Distribution in Central Africa

Research Project

Project/Area Number 23KJ1398
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

稲井 啓之  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(RPD)

Project Period (FY) 2023-04-25 – 2026-03-31
Keywordsボコ・ハラム / イスラーム主義武装集団 / 水産物流通
Outline of Annual Research Achievements

イスラーム主義武装集団ボコ・ハラムに関する資料をインターネット新聞や文献などから収集し,それらをもとにボコ・ハラムが活発化した歴史的な経緯について整理した。それと同時に,ボコ・ハラムのテロの襲撃地を地図上に図示することで食糧流通におけるテロの影響を視覚的に明らかにした。さらに水産物流通に注目し,ボコ・ハラムによるテロがおよぼした影響について得られた資料をもとに分析をし,調査地の選定をした。
2024年2月にカメルーンでの現地調査を実施することを踏まえて,これまでの調査から得られたデータの見直しを実施した。水産物を扱う商人や漁師たちが,ボコ・ハラムによるテロの影響をどのように受けたのかについて,これまでに実施したカメルーンでの調査で取得したインタビューの音声データを書き起こし分析をした。それによって,テロが発生した地域から他地域へと移動をした漁師や商人が少なからず存在していることが明らかとなった。
2024年2月に予定していたカメルーンでの現地調査は,家庭の事情により中止せざるを得なくなった。そのため,調査によって得られるべきデータが取得できなかった。
しかし,人文学的アプローチによる漁業研究者をあつめた研究会を発足し,3月に開催された研究会において,文献調査などによって得られたボコ・ハラムの歴史的経緯および水産物流通の空間的特徴に関する知見について報告し,議論を深めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2024年2月にカメルーンでの現地調査を実施する予定であったが,家庭の事情により調査を中止せざるを得なくなったため,予定していたデータ
の取得ができなかったため。

Strategy for Future Research Activity

次年度には,これまでに得られた知見を元に,日本アフリカ学会での発表を実施を予定しており,そこで得られた議論を整理し,投稿論文の執筆を始める。
そして,本年度,遂行できなかった現地調査の調査項目を次年度の調査計画に加え,調査期間を十分に確保し,現地調査を実施する。それによって得られたデータを元に,英語での投稿論文の執筆に取りかかる。

Causes of Carryover

2024年2月に、カメルーン共和国アダマワ州ロム・パンガール湖においてパトロン・クライアント関係におけるCOVID-19の影響に関する現地調査を実施する予定であり,その旅費として使用する予定であった。しかし,家庭の事情により調査が中止になったため,次年度使用額が生じた。次年度,中止になった現地調査を実施するための旅費として使用する計画である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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