2023 Fiscal Year Research-status Report
Japan-US Collaboration on International/ Cross-Cultural Education and Global Citizenship
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23KK0041
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福留 東土 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70401643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 友人 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30362221)
村上 祐介 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00423434)
岩渕 和祥 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 助教 (90967001)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2028-03-31
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Keywords | 多文化理解教育 / グローバルシティズンシップ / 国際教育 / 多様性・平等性・包摂性(DEI) / スタンフォード大学SPICE / 東京大学学校教育高度化・効果検証センター |
Outline of Annual Research Achievements |
研究事業初年度となる2023年度には主に以下の5つの活動を行った。 ①アメリカ高等教育における多文化主義の歴史に関する研究:本事業の連携先大学であるスタンフォード大学、およびカリフォルニア大学バークレー校は、いずれも西洋文明カリキュラムと多文化主義カリキュラムのどちらをより重視するかに関して全米の議論の舞台となった。本研究の基盤を構築するために、その歴史に関する解明に取り組んだ。 ②アメリカ高等教育における多様性・平等性・包摂性(DEI)の現状と課題に関する研究:アメリカの大学では2020年代に入ってDEIに関する取組が急速に発展した。他方、その反動として政治的右派からはDEIに関する教育を制限しようとする動きも強まっている。この動向について研究を行った。 ③アメリカの多文化主義カリキュラムの現状に関する研究:上記の状況の中でアメリカの高等教育において多文化主義カリキュラムがどのように展開されているのかについて、スタンフォード大学を事例として検討を行った。 ④スタンフォード大学における集中講義の開講と研究ネットワークの構築:DEIの推進とその課題、および高等教育のイノベーションをテーマとして、スタンフォード大学において2度にわたる集中講義を開講し、東大教育学研究科の大学院生を含めた、両大学の教職員間の議論の場を形成した。スタンフォード大学内外の多様な関係者と有意義な議論の場を形成し、今後の本研究の推進に関わるネットワークを形成した。 ⑤スタンフォード大学SPICEと東京大学CASEERのレクチャーシリーズの開催:2021年度から開催しているレクチャーシリーズを月1回の頻度で継続し、両組織間の研究交流の促進を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に沿った活動を推進すると同時に、本研究のテーマに関わる最新動向について研究を行うことができた。事業開始から半年間で以下の5つの研究活動を展開できたことは大きな成果であった。 ①アメリカ高等教育における多文化主義の歴史に関する研究 ②アメリカ高等教育における多様性・平等性・包摂性(DEI)の現状と課題に関する研究 ③アメリカの多文化主義カリキュラムの現状に関する研究 ④スタンフォード大学における集中講義の開講(2回)と研究ネットワークの構築 ⑤スタンフォード大学SPICEと東京大学CASEERのレクチャーシリーズの開催
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度以降も上記5つの研究テーマと活動を主軸としながら研究活動を進めていく。 2024年度は後半にスタンフォード大学での現地調査を計画している。
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Causes of Carryover |
当初予定していたよりも人件費による支出を少額で抑えることができたため。次年度使用額は2024年度の人件費に充当する計画である。
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Research Products
(19 results)