2016 Fiscal Year Annual Research Report
Brain mechanisms behind executive function: Uncovering operating principles of the mind by applying innovative techniques to the structural and functional organizations of neural circuits
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24223004
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
筒井 健一郎 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90396466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大原 慎也 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (10570038)
渡辺 正孝 公益財団法人東京都医学総合研究所, 認知症・高次脳機能研究分野, 特任研究員 (50092383)
櫻井 芳雄 同志社大学, 脳科学研究科, 教授 (60153962)
飯島 敏夫 東北大学, 生命科学研究科, 名誉教授 (90333830)
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Project Period (FY) |
2012-05-31 – 2017-03-31
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Keywords | 脳・神経 / 実験心理学 / 生理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
局所神経回路の解析:課題遂行中の前頭連合野内の神経活動の記録データを分析するとともに、ニューロンの発火パターンをもとにそれらを分類し、10ミリ秒の時間分解能で各ニューロンが表現している情報内容が経時的にどのように変化するのかを分析した。その結果をもとに、計算論的モデルを構築した。その結果、前頭連合野内に、論理的な思考を行うための動的アーキテクチャがあることが示唆された。 領域間神経回路の解析:前頭連合野内の「遅延ニューロン」の標識によって、それらの大部分が線条体に投射していることが明らかになり、視空間作業記憶の神経基盤が、皮質-基底核ループ回路である可能性が示唆された。また、作業記憶中の経頭蓋磁気刺激(TMS)による機能阻害実験における二重乖離によって、前頭前野背外側部、運動前野のそれぞれが、感覚性および運動性の視空間作業記憶を担っていることが示唆された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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