2014 Fiscal Year Annual Research Report
データ集約型科学研究における探索的過程を支援する即興的知識フェデレーション技術
Project/Area Number |
24240011
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
田中 譲 北海道大学, 情報科学研究科, その他 (60002309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峯田 克彦 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (40374615) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 科学研究IT基盤 / 知識フェデレーション / 探索的可視化分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
A.基盤システム技術に関する研究 HTML5に準拠したWebbelWorldを基盤システムとして実装し、ジェネリック・ラッパー技術、オープン・ツール・サービス・ライブラリ基盤技術、データウェアハウスによる自在なデータアクセスを実現し、ウェブポータル上の即興的フェデレーション技術を確立するとともに、セキュアなフェデレーションを保証するためのトラストサービス機能を持ったサーバサイド技術を完成させ、両者をオープンソースとしてGitHubにも登録し公開した。このシステムはHTML5に完全準拠のため、PCやスマートフォンなど、プラットフォームの違いを超えて利用でき、ウェブ上の知識メディア技術に準拠していることから、複数のウェブ・ポータルからデータサービスへのアクセス部品や、ツールやサービス・アクセス部品を自在にコピーして、これらを自在に組み合わせてセキュアにフェデレーションを定義し、新しいウェブ・ポータルを簡便に構築し公開することが可能である。 B. データ集約型科学への応用に関する研究 ガン臨床治験統合支援IT基盤への応用と、バイオ情報学研究基盤への応用に関して開発してきた技術を統合し、これまで開発してきた拡張TOB(Trial Outline Builder)に、患者の臨床治験データの統合分析機能のみならず、同じ患者の遺伝子発現データ、マイクロRNA発現データと、手術前化学療法の前後での腫瘍サイズの変化のデータをも関連付け、さらにはバイオ情報学分野における各種の公開データベースとも自在に連携可能な探索的統合可視化分析処理の環境を構築した。これらの新しい機能のTOBへの付加は、即興的フェデレーション機能によって簡便に実現された。この環境を用いて、手術前化学療法の効果が得られない患者のバイオマーかとして使えそうな、特有なマイクロRNA発現パターンを見つけるなどの実応用を行い、基盤技術の有用性を示した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)