2014 Fiscal Year Annual Research Report
分子標的創薬に向けたリン酸化ネットワーク基盤の解明
Project/Area Number |
24241062
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石濱 泰 京都大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30439244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 直幸 京都大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (50545704)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | プロテオーム / シグナル伝達 / リン酸化 |
Outline of Annual Research Achievements |
7割以上のヒトリン酸化タンパク質はリン酸化修飾を受けていることが独自の手法により、初めて明らかとなった。しかし、それぞれのリン酸化修飾を担うキナーゼまでわかっているものは数%程度しかなく、シグナル伝達ネットワーク解析の障害となっている。本研究では細胞内リン酸化ネットワークの分子基盤を解明することを目的とし、組換えキナーゼと組織細胞抽出物を用いたin vitroリン酸化反応解析・相互作用解析に加え、様々なキナーゼ阻害薬等の摂動によって攪乱されるin vivoリン酸化ネットワークの選択的変動をプロテオーム規模で解析することにより、リン酸化ネットワーク構成分子の相互関係を明らかにする。 本年度は10種の安定同位体タグとLC-MS用メートル長カラムを用いた定量系を構築し、16種の分子標的薬によるリン酸化プロテオームプロファイルを取得した。in vitroでの各薬物のキナーゼ阻害プロファイルと組み合わせることによりリン酸化ネットワークマップを構築することに成功した。さらに、各キナーゼとin vitroでの大規模基質解析から取得されるモチーフスコアと上記の薬物による細胞内リン酸化変動プロファイルを合わせて解析する手法を確立し、細胞内での直接基質推定に適用した。 一方、リン酸化ネットワークを解析する上で不可欠なパラメータである各リン酸化サイトにおけるリン酸化率(リン酸化ストイキオメトリー)の大規模測定の開発に成功し、肺がん細胞株およびその薬物耐性株におけるストイキオメトリーの変動解析に適用した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] LATS1 and LATS2 phosphorylate CDC26 to modulate assembly of the tetratricopeptide repeat subcomplex of APC/C.2015
Author(s)
Masuda K, Chiyoda T, Sugiyama N, Segura-Cabrera A, Kabe Y, Ueki A, Banno K, Suematsu M, Aoki D, Ishihama Y, Saya H, Kuninaka S
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Journal Title
PLoS One
Volume: 10
Pages: e0118662
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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