2016 Fiscal Year Annual Research Report
An ecological turn of knowledge: an ecological phenomenology for the restoration of human environment
Project/Area Number |
24242001
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 純一 立正大学, 文学部, 教授 (40134407)
佐々木 正人 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (10134248)
桑子 敏雄 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (30134422)
川内 美彦 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (30527932)
直江 清隆 東北大学, 文学研究科, 教授 (30312169)
長滝 祥司 中京大学, 国際教養学部, 教授 (40288436)
伊藤 精英 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (90325895)
森 直久 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (30305883)
萱野 稔人 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20422371)
三嶋 博之 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90288051)
柳澤 田実 関西学院大学, 神学部, 准教授 (20407620)
岡田 美智男 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50374096)
熊谷 晋一郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00574659)
染谷 昌義 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (60422367)
石黒 広昭 立教大学, 文学部, 教授 (00232281)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生態学的現象学 / J・J・ギブソン / アフォーダンス / 身体論 / 場所 / 他者 / 感覚知覚 / 倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、生態学的現象学を理論的中核として、それを人間環境についての総合科学へと発展させることを目的としている。平成28年度は、これまでの理論的基礎の探求から一歩進め、生態学的な知の発想の市民的・社会的還元を目的とした研究を行い、わたしたちが日常的に行う実践、さらには社会的集団的に行う実践を、生態学的発想のもとに再記述し、望ましい生の形成を展望することを目指した。 この目的のもと以下のような共同研究を行った。1、「場所をつくる」:まちの全体と部分のさまざまなスケールにおいて、人間と場所がどのようにインタラクションし、それによってどのような技能が生み出されるのか、あるいは、生み出すことが可能なのかを生態心理学、とくにアフォーダンスの概念を駆使しながら探究した。2、「移動する」:われわれが生活している場所における移動および発達について取り上げ、環境における人の行為について生態学的に考えた。3、「感覚する」:感覚の世界の正常さとそこからの逸脱と見なされているあり方に注目して、その多次元的なあり方を生態学的現象学の観点から解明を目指した。4、「他者と結ぶ」:主体-主体関係を様々な分野(障害、看護、教育、体験伝承、ロボティクス)に発見し、その発生や様態、そして特に「私」同士の相互作用を探った。5、「「よく」そして「べく」行う」:生態学的な立場から、「すべき行為」が行われている時に利用されている周囲の特徴と、相互行為の変様特徴を取り出し、社会学や倫理学のなかで議論される規範理論との差異と連続性を考察した。 その成果として、各分担者がそれぞれの学会や学術誌などで成果を発表し、共同で発表やシンポジウムを組んだだけではなく、グループに別れながら研究例会を繰り返し、第二の共著『日常生活のなかのエコロジカル・ターン』の出版に向けた作業を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
NHK 超絶 凄(すご)ワザ!「ロボットVS.人間 究極のけん玉対決」は三嶋が取材協力した。
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Research Products
(78 results)
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[Journal Article] Restoring movement representation and alleviating phantom limb pain through neurorehabilitation with a virtual reality system.2017
Author(s)
Osumi, M., Ichinose, A., Sumitani, M., Wake, N., Sano, Y., Yozu, A., Kumagaya, S., Kuniyoshi, Y., & Morioka, S.
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Journal Title
European Journal of Pain
Volume: 21
Pages: 140-147
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Tactile feedback for relief of deafferentation pain using virtual reality system: a pilot study2016
Author(s)
Sano, Y., Wake, N., Ichinose, A., Osumi, M., Oya, R., Sumitani, M., Kumagaya, S., & Kuniyoshi, Y.
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Journal Title
Journal of neuroengineering and rehabilitation
Volume: 13
Pages: 61
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Body image in individuals with autism spectrum disorder2017
Author(s)
Asada, K., Tojo, Y., Hakarino, K., Saito, A., Hasegawa, T., & Kumagaya, S.
Organizer
2017 Budapest CEU Conference on Cognitive Development
Place of Presentation
Radion Blu beke Hotel (Budapest, Hungary)
Year and Date
2017-01-05 – 2017-01-07
Int'l Joint Research
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[Presentation] Acceptable Risk and Responsibility2016
Author(s)
NAOE, Kiyotaka
Organizer
5th Japanese-German University Presidents’ Conference
Place of Presentation
Karlsruhe Institute of Technology (Baden-Wuerttemberg, Germany)
Year and Date
2016-09-29 – 2016-09-30
Int'l Joint Research
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[Presentation] 触知覚を与える生理的振戦2016
Author(s)
長谷川愼哉,吉田彩乃,伊藤精英,櫻沢繁
Organizer
日本生態心理学会 第6回大会
Place of Presentation
北海学園大学(北海道札幌市)
Year and Date
2016-09-03 – 2016-09-04
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