2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24244027
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中村 光廣 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (90183889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 修 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 助教 (20377964)
渋谷 寛 東邦大学, 理学部, 教授 (40170922)
中野 敏行 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50345849)
青木 茂樹 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80211689)
小松 雅宏 名古屋大学, 教養教育院, 准教授 (80345842)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ニュートリノ振動 / 原子核乾板 / タウニュートリノ |
Research Abstract |
タウニュートリノを直接検出することによりニュートリノ振動現象の存在の最終検証を行う長基線ニュートリノ振動実験OPERAの原子核乾板に記録されたニュートリノ反応の解析を継続して行っている。 2013年度末までに約6000反応を原子核乾板中にとらえ、その中から4つ目となるタウニュートリノ反応の検出に成功し、ミューニュートリノ→タウニュートリノの振動の存在を4.2σ(99.999%)の有意性で確立し、OPERAの実験提案書で予定していた目的をほぼ達成した。 また、地下で照射された史上最大規模の原子核乾板実験であるいう特徴を生かし、記録されている大気ニュートリノ反応などの宇宙線反応の解析を開始した。大気ニュートリノ反応中に期待されるタウニュートリノ反応数は5例以下と少ないが、一例でも大気タウニュートリノ反応を検出できれば、タウニュートリノへの振動の検証において加速器を使ったOPERA本体の検証とともに意味のあるものとなろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
解析は最終段階を迎えているが、運用状態にあるシステム(イタリアグランサッソー地下研究所の検出器・周辺機器、ならびに名古屋大学の自動原子核乾板飛跡読み取り装置のメインテナンスを着実に行い、シフト体制を保持することにより、解析は順調に推移している。
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Strategy for Future Research Activity |
H26も解析を継続し、さらなるタウニュートリノ反応候補の検出、電子ニュートリノ反応の検出を行ってゆく。またタウニュートリノ反応としての条件をぎりぎり満たさないようなバックグラウンドとの境界イベントも含めた振動解析を行い、タウニュートリノ出現からの振動パラメーターの導出も行ってゆく。 また研究実績の概要に示したように、現在宇宙線反応の解析を推進すべくカウンターに記録された宇宙線反応の反応選別などを推進しており、今後原子核乾板中での反応探索を行い解析を推進してゆく。
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Research Products
(23 results)
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[Presentation] OPERA2013
Author(s)
NAGANAWA, Naotaka (長縄 直崇)
Organizer
NNN13: International Workshop on Next generation Nucleon Decay and Neutrino Detectors
Place of Presentation
Kavli IPMU
Year and Date
20131111-20131113
Invited
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