2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24245015
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
片山 佳樹 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70284528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 大輔 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (10423485)
大内田 研宙 九州大学, 大学病院, 助教 (20452708)
森 健 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70335785)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | マイクロアレイ / ペプチド / プロテインキナーゼ / キノーム / バイオチップ |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに、細胞内のプロテインキナーゼ活性を計測することに成功したが、特にセリンスレオニンキナーゼに関しては、PhosTagの検出感度が低い問題があった。そこで、この改善のため、詳細に検討したところ、PhosTagとCy3標識ストレプトアビジンを最適な混合比で混合した場合でも、遊離のPhosTagが存在することを見出し、これを限外ろ過で除去することで感度を大きく改善することができた。また、チロシンキナーゼに関しては、基質の特異性に問題があったが、基質配列のみでは解決が困難であった。そこで、チロシンキナーゼが相互作用するタンパク質ドメインの配列を利用したペプチドを設計し、これを基質と共固定することで、このペプチドで標的チロシンキナーゼを捕捉・濃縮することを検討した。具体的にはSrc、Abl、JNKを用いてこの手法を検討したところ、検出感度の大幅な改善を実現できた。また、基板間のばらつきを抑えるために、ペプチドの固定化の際に同一ロットを用い、細胞破砕液のキナーゼ活性を標準基質で検定し、これで標準化することで再現性のよいアレイを達成した。最後に、このマイクロアレイを用いて、複数のEGFR阻害剤のキノームプロフィールを評価したところ、それらの特性に応じたキノームプロフィールが得られることが分かり、本アレイの実用性が確認できた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)