2013 Fiscal Year Annual Research Report
モバイル端末と地理情報データを活用した位置行動推定技術の開発
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24300024
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山口 弘純 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (80314409)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 位置行動推定 |
Research Abstract |
本年度は, 平成24年度で基礎検討した技術の高度化を行った.まず,複数の移動量検知センサーを用いた行動センシング技術の開発を実施した.特に,トラッキングセンサーと周辺端末検知に基づく移動量検出技術との併用による高度位置推定技術を開発している.また,人の行動モデルの開発とそれに基づく行動推定技術の開発を実施し,簡易シミュレータを開発している.またモバイル端末による通信モニタリングに基づく人々の近接性推定技術の開発では,無線PANの周辺端末変化の検出技術を行動センシング技術に応用し,特徴量抽出を行う技術を開発している.また,地理情報データの解析のための基本アルゴリズムを開発し,位置行動推定アルゴリズムの設計開発を実施した.また計画通り,大阪駅前の商業スペースでの実証実験も開始している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度からの (1) 複数の移動量検知センサーを用いた行動センシング技術の開発, (2) 人の行動モデルの開発とそれに基づく行動推定技術の開発, (3) モバイル端末による通信モニタリングに基づく人々の近接性推定技術の開発,(4) 地理情報データの解析のための基本アルゴリズムの開発, (5) 位置行動推定アルゴリズムの開発の高度化を行っている.また,大阪駅前の商業スペースでの実証実験も実施しており,これらの成果はIEEEやIFIPの国際会議やIEEE/Elsevierなどの国際論文誌にも公開している.
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Strategy for Future Research Activity |
概ね計画通りに実施する予定である.研究開発は順調に遂行できており,必要とされる基本要素技術はおおよそ創出できたと考える.提案技術の実用性を示すため,実環境シナリオを用いたシミュレーション性能評価を実施するとともに,現在実施している商業スペースでの実証実験データを活用し,その実用性向上と実装を中心とした研究開発を実施していく.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
申請時は実証実験の構成機器等が完全に確定していなかったため. 今後,実証実験やシミュレーションを実施するにあたり,備品・消耗品購入,ソフトウェア購入費等が必要となる.また,成果発表旅費,調査旅費等に利用する.
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Research Products
(13 results)