2012 Fiscal Year Annual Research Report
知的診療支援システム開発のためのアクティブマイニングに関する研究
Project/Area Number |
24300058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
津本 周作 島根大学, 医学部, 教授 (10251555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 章二 島根大学, 医学部, 准教授 (60333506)
花田 英輔 島根大学, 医学部, 准教授 (90244095)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | データマイニング / 診療支援 / 病院情報システム / 時系列モデリング / プロセスマイニング |
Research Abstract |
本課題の目的は,データマイニングを用いた知的診療支援サービスの開発を以下のプロセスによって実現するための基盤技術を研究することにある:(1)病院情報システム内に蓄積された診療記録・診療行為の履歴から,各診療科に必要な診療支援に関する知識を抽出。(2)マイニング結果に基づいた知的診療支援システムを開発,病院情報システム内に実装。(3)診療記録・診療行為の履歴からシステム実装の評価を定量的に行う。(4)評価に基づいて,追加のデータ収集を行い,支援システムの洗練化・新たな開発を行う。平成24年度前半は設置したデータウェアハウスサーバに病院情報システムに同期する形で蓄積を開始した。業務基幹系システムとそのデータに関わる背景的情報となりうる診療記録,診療行為を抽出するシステムを開発し,本年度設置されるデータウェアハウスサーバに実装し,情報系データの蓄積を開始する。さらに,蓄積されたデータの一部を用いて,本年度設置されるデータマイニングサーバを用いて,マイニング技術の予備的適用を行い,得られたパターンの評価を行った。 平成24年度後半:平成24年度前半に蓄積されたデータを用いた時系列データからのマイニング技術を開発する。第一段階として,従来の時系列マイニングを含むデータマイニングの手法を実装し,本年度前半に蓄積されたデータを用いて,検証をはじめている。得られた結果を用いて,アクティブユーザーリアクションのプロセス,特にCollaborative Filtering, Personalization等の技術によるカスタマイズ型診療支援の開発に関する予備的実験を膠原病内科を適用領域として開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究に必要なデータ収集の設備は設置し,データ蓄積を開始している。また,実際に必要な解析プログラムについては実装をはじめ,基本的な解析を行い,1回目の検証をはじめている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度前半:マイニングシステムの実装と知的診療支援システムの実装:引き続き,マイニングの要素技術の開発は昨年度誤置されなデマタマイニングサーバを用いて行う。得られたマイニングの結果を用いて,専門家にインタビュー,本格的に知的診療支援システムの開発を本年度設置の開発用ワークステーションを用いて行う。
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