2015 Fiscal Year Annual Research Report
咳嗽リハビリ導入により生命予後を改善する新規包括的呼吸リハビリの開発研究
Project/Area Number |
24300187
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
海老原 覚 東邦大学, 医学部, 教授 (90323013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上月 正博 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70234698)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | Somatic cough syndrome / Unexplained cough / Dystussia / Aspiration pneumonia |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の本年度は、これまでの様々な介入試験を評価して慢性咳嗽のなかでも診断が難しく、難治性であるSomatic cough syndrome及びUnexplained chronic coughの診断法・治療法・リハビリテーション介入の標準化に寄与し米国ACCP機関誌に掲載された(Chest 2015, 148: 24-31, Chest 2015, 148: 32-54, Chest 2016 149: 27-44)。それを通じてPsychogenic coughの位置づけがはっきりし、さらにUnexplained chronic coughというカテゴリーに対する新戦略の示唆を与えた。同時に咳が出ない方に関しては、Dystussiaの発症メカニズムを脳機能のフレイルと関連させて解明し、その共通要因によるDysphagiaとあいまって、Aspiration pneumoniaが発症することを証明した(J Thorac Dis 2016, 8: 632-639)。さらにその研究のなかでAspiration pneumoniaの発症には細菌などの微生物の関わりがまったくないままに、発症する場合が多々あることを証明した。それらは、近年、無菌的な誤嚥の繰り返しが器質化肺炎となる場合があることが別のグループからも報告され、支持される内容となっている。また、そのことよりAspiration pneumoniaの治療薬物としては、DystussiaとDysphagia療法を同時に解決することが必要であり、そのような薬物のリストを提示し、有効な治療法を示した。また緩和ケアにおける咳の対処についてトロントのホスピスを中心に行った。高齢者の終末期は癌患者もいたがそれ以外の慢性疾患もおり、それらにおいても咳の制御の重要性が明らかになった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)