2015 Fiscal Year Annual Research Report
骨量調節に関与するアルカリホスファターゼ遺伝子発現と加齢・老化や栄養因子との関連
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24300259
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
五関 正江 日本女子大学, 家政学部, 教授 (00170449)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 骨量調節 / アルカリホスファターゼ / 遺伝子発現 / 栄養因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨量調節に関与するアルカリホスファターゼについて、加齢・老化や各種栄養因子の影響に着目し、本酵素の遺伝子発現調節メカニズムを探り、ミネラル代謝との関連を明らかにして、今後の骨粗鬆症一次予防のための年代別公衆栄養プログラムの作成および実践活動に役立てることを目的とした。本酵素の機能ゲノム的研究により、骨粗鬆症一次予防や治療のための栄養管理に役立つ貴重な証拠を得られるだけでなく、本酵素の生理的機能解明においても重要な証拠が得られることが期待される。 研究実施計画に従って、骨量調節に関与するアルカリホスファターゼや骨組織などへの各種栄養因子(ビタミン、高脂肪食など)の影響について実験を進めることができ、得られた結果について学術論文へ投稿して発表した(日本栄養・食糧学会誌 68:217-223, 2015;日本栄養・食糧学会誌 68:271-277, 2015;日本家政学会誌 67:133-140, 2016;日本栄養・食糧学会誌 69:57-63, 2016;J. Nutri. Biochem.印刷中)。さらに人を対象とした栄養素等摂取状況と骨量測定、骨型アルカリホスファターゼ、遺伝子多型などとの関連について詳細な解析を進め、学術雑誌へ投稿して発表した(Asia Pacific J. of Clin. Nutri. 24:329-335, 2015)。 なお、2015年7月に The 11th Meeting of Research Group for Alkaline Phosphatases(第11回ALPS研究会)を本学(日本女子大学)において主催した。アルカリホスファターゼの研究で世界的に著名な研究者であるMillan博士 (Sanford-Burnham Medical Research Institute, USA)を海外より招聘して特別講演を依頼し、アルカリホスファターゼに関する基礎・臨床の研究者らによる研究発表だけでなく、低フォスファターゼ症の会(患者会)の方々との連携したセッションも企画し、多くの参加者による活発な討論が行われ、有意義な研究会を実施することができた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)