2012 Fiscal Year Annual Research Report
日本化学の転換点としての1930~60年の比較科学史的研究
Project/Area Number |
24300295
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
梶 雅範 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (00211839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 安 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (60181450)
田中 浩朗 東京電機大学, 工学部, 教授 (70240900)
塚原 東吾 神戸大学, 国際文化研究科, 教授 (80266353)
吉本 秀之 東京外国語大学, 総合国際学研究院, 教授 (90202407)
大野 誠 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (60233227)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 日本化学史 / 20世紀 / 科学史 / 比較科学史 |
Research Abstract |
研究代表者と研究分担者が4月に集まり、それぞれの研究計画について報告し、議論した。その後、6月、8月、12月、1月、2月、3月と6回の打ち合わせ会を開催した。 とくに、3月の年度最終の打ち合わせ会では、科研費の研究メンバーがそれぞれの研究成果の中間発表を行った。予定した研究領域のうち、(1)出発点としての1930年代前半における日本化学の到達点(梶、河野)、(2)1930年代後半一40年代の戦時期の日本の化学(田中、古川、吉本)の時期と、有機化学(梶)、無機化学・地球化学(人耳)、燃料化学(古川)という分野、戦時化学(田中)、植民地科学(塚原)という視点、同時期のイギリス化学史(大野)についてある程度の研究が進んだことが報告された。 2月には、ドイツから中堅の化学史家で20世紀の機器分析について研究しているCarsten Reinhardt氏を科研費で招聘し、講演会と研究交流会を開いた。その結果、国際シンポジウムのテーマを「1930-60年代の化学の変容(the Transformation of Chemistry from 1930s to 1960s)」と決定した。さらに、最終年度に計画している化学史の国際シンポジウムの開催の打ち合わせのために3月に、研究代表者の梶雅範がアメリカのフィラデルフィアの行き、シンポジウムの共催予定の現代化学史委員会の委員長のJeffrey Johnson氏に会い、綿密な打ち合わせを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
それぞれの分担研究は、それぞれテーマの設定を行って開始され、個人によって多少の差はあるが進捗は見られる。予定通り、海外の20世紀を研究対象とする中堅から若手の化学史家を招くことが出来、その一人が年度内に来日し、有用な研究交流をすることができた。さらに、最終年度に開催予定の国際シンポジウムのテーマも決まり、その準備を始めた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に開かれる二つの国際会議に、研究代表者と研究分担者の一部が参加し、最終年度の国際シンポジウムの最終決定を行い、その準備を進めるとともに、各人の研究の進捗を助けるような中間的な研究会を開催する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
科研費の研究分担者の一部を国際会議に派遣する。海外から若手の化学史家を一人ないし二人招聘する。中間的な発表として、国際会議とともに、国内の化学史学会でも科研費の研究関連のシンポジウムを開催する予定である。
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