2014 Fiscal Year Annual Research Report
がん特異的タンパク質dynAP:新規がん治療標的としての検証
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24300343
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Research Institution | Nagahama Institute of Bio-Science and Technology |
Principal Investigator |
水上 民夫 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (80367896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 玲 同志社女子大学, 薬学部, 教授 (60144565)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 分子標的治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに、dynAPを発現させたマウス繊維芽細胞株NIH3T3が、in vitro系でのがん化能に加え、ヌードマウスへの造腫瘍性を持つことを示した。本年度はさらに、ヒト細胞株KMST-6(dynAP非発現細胞)を宿主とした場合も、dynAPはin vitro 及びin vivo両系で造腫瘍性を持つことを明らかにした。 また本年度は新たに、dynAPの遺伝子は4種類のエキソン(Exon 0,1,2,3)から構成され、選択的スプライシングによってexon 1,2,3から構成されるdynAP-001とexon 0,1,3で構成されるdynAP-002、exon 0,1,2,3から構成されるdynA-003の3種類のアイソフォームが存在すること、さらにdynAP-002、003に関しても複数のヒトがん細胞株で発現することを見出した。またdynAP-002、dynAP-003をKMST-6細胞にて過剰発現させ、細胞内局在の確認を行ったところ、dynAP-002、dynAP-003はdynAP-001と同様に、細胞膜、ゴルジ体に局在することを明らかにした。dynAP-002、dynAP-003のがん化能については検討中である。 また本年度は、dynAP発現細胞のマイクロアレイ解析により、発現亢進または発現低下が見られた多数の遺伝子に着目し、これらをshRNAノックダウン、また過剰発現し、dynAPによるがん化への関与を明らかにする実験を進めた。現在、検討遺伝子のshRNA発現プラスミドや過剰発現用プラスミドの構築がほぼ完了し、今後、順次、shRNAノックダウン、また過剰発現実験に着手する予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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