2014 Fiscal Year Annual Research Report
バイオ燃料・有用ケミカル・電気エネルギーを同時に作り出す生産プロセスの開発
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24310065
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
福田 秀樹 神戸大学, 学長 (30263396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 千秋 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00313693)
田中 勉 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90436551)
松本 拓也 神戸大学, 学内共同利用施設等, 助教 (40727161)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 固定化菌体触媒 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、グリセリンを原料として有用ケミカルを生産するための基盤技術の構築を進めた。本年度はグリセリンを元来資化可能な微生物に注目して、それらの微生物が有する酵素に焦点を当てて検討を進めた。いくつかの微生物についてグリセリンを炭素源とした増殖能の評価を行い、その中でも、乳酸菌がグリセリンを炭素源として増殖するため、これらグリセリンの資化に関わる酵素を発現させ、その影響を評価した。はじめに乳酸菌を用いて発現させたところ、グリセリンの資化能が向上したため、グリセリンに対して活性のある酵素である可能性が示された。この酵素を大腸菌などの汎用宿主で発現精製を試みているが、思ったような成果は得られなかった。そのため、並行して乳酸菌での発現精製も行った。また、固定化酵素を用いたグリセリンの活性評価については、グリセリンの粘性が活性に与える影響が大きく、その粘性のため活性が阻害された。攪拌を強めることで流動性は増すが、その分固定化酵素の剥離が課題となることがわかった。さらに、本研究では小さな反応器を用いた検討のみであったが、攪拌翼などの大きなリアクターを用いることで、より適した条件を見出すことができる可能性も示された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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