2013 Fiscal Year Research-status Report
不確実・曖昧情報下の大規模多目的メタヒューリスティクス最適化と産業界への応用
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24310113
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
坂和 正敏 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任教授 (70093507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西崎 一郎 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80231504)
松井 猛 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50512505)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ファジィ変数 / ランダム変数 / 多目的システム / 多重レベルシステム / ファジィ計画法 / 確率計画法 / 多目的計画法 / 対話型意志決定 |
Research Abstract |
本研究課題では,確率論的不確実性とファジィ論的曖昧性を同時に取り入れた,いわゆる究極の意味での不確実・曖昧情報の下での様々な多目的非線形最適化問題の定式化を遂行するとともに,確率計画法,ファジィ計画法,多目的計画法などの望ましい特徴を取り入れることにより,新しいパラダイムとしての遺伝的アルゴリズム,粒子群最適化,タブーサーチなどの様々なメタヒューリスティックスの概念に基づく効率的な並列・分散処理手法を確立し,意思決定者との対話による対話型意思決定手法の開発に焦点が当てられ,(1)現実の意思決定状況のランダム性とファジィ性を同時に考慮した究極の数理計画法として,ファジィ数の実現値が確率的に変動するファジィランダム数理計画法のみならず,平均や分散がファジィ数であるようなランダムファジィ数理計画法の定式化に関する研究と(2)意思決定者との対話による多目的計画法への統合と一般化を目指して,一般化不確実性状況下での対話型意思決定手法に関する研究の2種類のテーマに分類される.これらの研究テーマへの挑戦に際して,本年度の研究成果として,上位レベルと下位レベルの意思決定者が協力関係であるような階層的意思決定状況を,確率変数のみならずファジィランダム変数やランダムファジィ変数を含む2レベルあるいはあるいは多重レベル計画問題として定式化するとともに,単純レコース,期待値モデル,分散モデル,確率モデル,満足基準モデルなどの様々な確率モデルに基づいて,両レベルの意思決定の満足解を導出するための対話型ファジィ計画法を提案するとともに,関連分野への研究成果や応用も得られ,内外の学術雑誌に数多く掲載された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究成果として,ファジィ性とランダム性を考慮したファジィランダム変数係数を含む計画問題の定式化とレベル集合と可能性に基づく確率最大化ならびに満足基準最大化に基づいた対話型意思決定手法を提案することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
複雑に依存しあう社会システムでの意思決定状況における現実の具体的な問題を,連続変数のファジィランダム大規模多目的非線形最適化問題として定式化するのみならず,0-1変数,整数変数および混合整数変数を含む広範囲のファジィランダム大規模多目的非線形最適化問題や組合せ最適化問題としての定式化を行うとともに,これまでの本研究計画で開発してきた不確実・曖昧情報の下での対話型メタヒューリスティックス最適化手法に基づいて,産業界における実システムへの応用に関する研究を試みる. 最終年度の本研究計画に関連する研究打合せのために必要となる旅費や、研究成果を国内外で発表するための旅費や論文別刷り代等の関連費用として使用する予定である。
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Research Products
(19 results)