2014 Fiscal Year Annual Research Report
マウス細胞内に存在する低分子RNAの高次構造に基づく網羅的解析
Project/Area Number |
24310147
|
Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
河合 剛太 千葉工業大学, 工学部, 教授 (70211860)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清澤 秀孔 高知大学, 医学部, 准教授 (30295422)
牛田 千里 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (50250593)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 機能性RNA / NMR / 立体構造解析 / トランスクリプト―ム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究計画では,遺伝学的,生化学的,および構造生物学的アプローチを駆使して,マウス由来の新規低分子RNAの解析を進めている.平成26年度における研究成果は次の通りである. 1) 低分子RNA候補の二次構造解析とクラスタリング:マウスの脳に由来するRNAの解析の結果,16種類の新規RNA候補を見出した.これらをMsncR(mouse structured non-coding RNAに由来)と呼ぶこととした.この成果をまとめ,論文として発表した(雑誌論文1). 2) 低分子RNA候補の立体構造スクリーニング:新規スクリーニング手法としてINTT法(in NMR tube transcriptionに由来)を開発し,論文として発表した(雑誌論文2). 3) ノーザン解析:16種類の新規RNA候補の発現を確認するため,得られたcDNA配列をもとにプローブを作製し,ノーザンハイブリダイゼーションを行った。このうち,明確なシグナルが得られたものは1種類であったが,その大きさに関してはcDNA配列と矛盾する点があった。継続して解析を行っている。 4) 低分子RNA候補の立体構造解析:MsncR-11に着目し,立体構造解析を進めた.MsncR-11は,ミトコンドリアtRNA遺伝子の裏鎖に相当するRNAであり,ミトコンドリアmRNAのプロセシングに関与している可能性がある.NMR法による解析を行ったところ,MsncR-11は,tRNAのアクセプタステムとTステムに相当する二次構造を形成していることが示唆され,現在論文作成中である.
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|