2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24310160
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
末永 聖武 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (60273215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
照屋 俊明 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90375428)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 海洋シアノバクテリア / 生物活性物質 / 構造決定 / 化学合成 / 作用機構 / 結晶構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
沖縄県および奄美諸島で採集した海洋シアノバクテリアからmaedamide、kurahyne B、Jahanyne、mebamamide類および新しいbiselyngbyaside類縁体を単離し、その構造を明らかにした。また前年度に単離したkurahyneと今年度単離したkurahyne Bの化学合成を達成し、その絶対立体構造を確定することができた。また、maedamideについても化学合成を達成したが、NMRデータが天然物のものと一致しなかった。現在検討中であるが、構造決定に誤りがあるものと推定し、立体異性体の合成を進めている。その他、数種の新規物質を単離し平面構造を決定した。現在、これらの立体構造決定を進めている。biselyngybyaside類の化学合成について研究を行い、糖をもたないbiselyngbyolide AおよびBの合成を達成した。現在、biselyngbyasideをはじめとする配糖体(糖結合型)の合成を目指し、種々のアルコール誘導体に対して、グリコシル化反応を検討している。 biselyngbyaside類の作用機構解析を進めた結果、標的分子が小胞体カルシウムイオンポンプSERCAであることが分かった。biselyngbyaside類はSERCAに対して非常に強い親和性を示した。SERCAとbiselyngbyaside類の共結晶化を検討し、構造解析に適した結晶を得た。放射光を用いたX線結晶構造解析を行い、SERCAとの結合様式を分子構造レベルで明らかにした。その結果、既知のSERCA阻害剤とは結合様式が異なることが判明した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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