2014 Fiscal Year Annual Research Report
民衆運動と移民が湾岸諸国の君主体制に及ぼす影響の動態的研究
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24310177
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
松尾 昌樹 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (10396616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻上 奈美江 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (30584031)
石黒 大岳 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, 研究員 (30611636)
大川 真由子 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (70571818)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 研究成果普及 / 国際情報交換 / 中東 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、主にこれまでの研究成果の公表に努めた。 2014年8月には、国際学術会議WOCMES(World Congress for Middle East Studies)に参加し、これまでの研究成果を広く公表すると共に、海外の研究者から有益なコメントを得た。 9月17日に、イギリスとアメリカから1名ずつ形名の研究者を招聘し、本科研メンバーと共に、本科研研究会とアジア経済研究所および宇都宮大学多文化公共圏センターとの共催で、JETRO本部において国際シンポジウム「激動する湾岸アラブ諸国を読み解く:君主制、移民、湾岸経済の展望」を開催し、これまでの本研究会の成果を広く一般に公開した。また、京都では国際ワークショップを開催し、同様に広く研究成果を公開した。 こうした積極的な研究成果の公表により、これまでの研究成果を広く一般に公開できたと共に、内外の研究者から多くの貴重なコメントを得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
これまでの現地調査が予定よりも順調に実施されたことに加え、国際学術会議での発表、国際シンポジウムならびに国際ワークショップの成果は、当初の予定よりも大きな成功を収め、今後の研究活動の推進に大きく資することとなった。特に国際シンポジウムの成果はディスカッションペーパーの形式で公表されることとなり、また同シンポジウムに招聘した海外の研究者とも今後研究協力を継続して行くことが確認された。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度までの活動を踏まえ、本年度は以下の3点に焦点を絞って活動してゆく。 (1)研究成果のとりまとめ:本年度は最終年度であるため、これまでの研究成果をとりまとめ、それを学術界や広く一般に普及させるように取り組む。具体的には、研究成果の出版にむけた原稿の作成を行う。 (2)ワークショップの実施:昨年度に引き続き、国内でワークショップを開催し、これまでの研究成果を公表すると共に、広くコメントを得るように取り組む。 (3)現地調査の実施:チームでの現地調査の目的はほぼ完了されたため、個々に現地調査を実施し、その成果を上記(1)と(2)に反映させる。 上記の(1)については、具体的な出版時期を確定させる過程において、次年度以降での出版の可能性もあるので、そうしたことも考慮に入れて対応する。
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Causes of Carryover |
本年度9月に開催した国際シンポジウム、および国際ワークショップの費用として見積もっていた金額に少額ながら一部あまりが生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ワークショップ開催費用に充当する。
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Research Products
(24 results)