2014 Fiscal Year Annual Research Report
東アラブ地域の非公的政治主体に関する総合的研究:「アラブの春」の政治変動を中心に
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24310179
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
青山 弘之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60450516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末近 浩太 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70434701)
錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70451979)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地域研究 / 西アジア・北アフリカ / アラブの春 / テロとの戦い / イスラーム国 / アル=カーイダ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「アラブの春」と呼ばれるアラブ世界での政治変動のもとで台頭・再活性化した政治主体に着目し、これらの主体の営為が国内外の政治にどのような影響を与えているのかを動態的に改名することを目的とする。具体的には、アラブ・イスラエル紛争という中東最大の懸案を抱え、地政学的に「アラブの春」の帰趨を大きく左右するとみられている東アラブ地域を対象地域に選び、公的な機関や主権国家の法制度や領域を超越して活動する同地域の非公的政治主体がどのような実態を有しているのかを把握したうえで、これらの主体が体制転換、政治改革、さらには紛争による混乱の継続・激化が見込まれる同地域の政治にどのようにかかわっているのかを明らかにする。 最終年にあたる今年度は、これまでに収集、整理、解読した資料・情報、およびその分析結果を踏まえて、非公的政治主体が東アラブ地域の諸紛争、「弱い国家」における支配など、同地域における一連の問題においていかなる役割を果たしてきたのかを分析した。具体的には以下2点に留意して分析を進めた。 第1に、各国の資料・情報収集、分析を担当する研究代表者、研究分担者および研究協力者の研究を踏まえ、分析対象国の内政に非公的政治主体の営為の諸特徴を示し、それが当該国における政治財の提供のしくみ、政治の安定性、そして国家運営や自治にどのようにかかわっているかを明らかにする。 第2に、領域国家を超えて活動する非公的政治主体の特徴に着目し、同主体が東アラブ地域という拡がりのなかでいかなる営為を行い、それが同地域の諸問題にどのようなインパクトを与えているかを明らかにした。 こうした作業と並行して、各種メディアを通じた情報収集・整理、検証作業を継続するとともに、現地調査を実施、現地の研究機関・研究者・有識者との意見交換を行った。また分析・調査の成果をウェブサイトなどを通じて公開し、その普及に務めた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(27 results)