2014 Fiscal Year Annual Research Report
自然観の展開と人間的営為の運命に関する思想史的・応用倫理学的研究
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24320001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
座小田 豊 東北大学, 文学研究科, 教授 (20125579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野家 啓一 東北大学, 文学研究科, 名誉教授 (40103220)
直江 清隆 東北大学, 文学研究科, 教授 (30312169)
戸島 貴代志 東北大学, 文学研究科, 教授 (90270256)
小林 睦 東北学院大学, 教養学部, 教授 (20292170)
小熊 正久 山形大学, 人文学部, 教授 (30133911)
日野 正輝 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30156608)
長谷部 正 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (10125635)
荻原 理 東北大学, 文学研究科, 准教授 (00344630)
後藤 嘉也 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50153771)
篠澤 和久 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (20211956)
佐藤 透 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (60222014)
原 塑 東北大学, 文学研究科, 准教授 (70463891)
村山 達也 東北大学, 文学研究科, 准教授 (50596161)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 自然観 / 人間観 / 運命 / 応用倫理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は最終年度に当たるため、全体の締めくくりとなる国際シンポジウムの開催と、論文集の出版を二つの軸に据えて活動を行なった。また、講演会・合評会を積極的に開催し、研究の促進と公開をはかった。 講演会としては、5月にはProf. Dr. Thomas Alkemeyer(オルデンブルク大学)による講演会(講演題目: "Was man ist und was man tut")、9月には、Prof. Dr. Paul Ziche(ユトレヒト大学)による講演会(講演題目: "Romantik, Realismus und Idealismus um 1800")を開催した。 シンポジウムとしては、10月に、長滝祥司(中京大学)と村田純一〈立正大学〉の二氏を招いて「感覚の哲学」と題するシンポジウムを開催した。 合評会としては、7月には鈴木俊洋『数学の現象学』の合評会、2月には、佐藤駿『フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学』ならびに梶尾悠史『フッサールの志向性理論』の合評会を開催した。 また、定期的に研究会を開催して、研究分担者全員が研究報告を行ない、論文集の出版に向けた準備を行なった。2月末にはすべての原稿が出揃い、現在印刷中である。 なお、国際シンポジウムについては、メインの招聘予定者が直前になって渡航不可能となったため、やむなく中止とした。これについては、次年度に予算の延長を行ない、代替となるシンポジウムを開催する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最終年度のメインの一つとしていた国際シンポジウムについて、中心的なシンポジストとして招聘する予定であった研究者が直前に渡航不可能となったため、シンポジウムはやむなく中止とした。このため、やや遅れていると判断した。 ただし、その他の研究会・講演会・シンポジウム等については当初の予定以上に開催することができ、また、当初予定していた論文集も現在印刷中であるため、上記の点を除けば、当初の計画以上に進展したということができる。
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Strategy for Future Research Activity |
延長した金額を用いて、国際シンポジウムを開催する予定である。
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Causes of Carryover |
本科研の中心課題である、自然観と人間的営為との関係をテーマとして、国内外から研究者を招いた国際シンポジウムを2014年10月に開催予定であった。 だが、メインのシンポジストが直前に渡航不可能となったため、やむなくシンポジウムを中止とした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
代替となるシンポジウムを開催し、それに合わせて、関連する研究会やセミナーを開く。
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Research Products
(37 results)