2014 Fiscal Year Annual Research Report
「和解」概念の展開-平和への応用倫理学的アプローチ
Project/Area Number |
24320006
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
越智 貢 広島大学, 文学研究科, 教授 (00152512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 尚武 人間総合科学大学, 人間科学部, 客員教授 (10011305)
高田 純 札幌大学, 外国語学部, 教授 (10111197)
太田 義器 摂南大学, 外国語学部, 教授 (10277858)
山内 廣隆 広島大学, 文学研究科, 特任教授 (20239841)
硲 智樹 広島大学, 文学研究科, 准教授 (30615480)
杉田 孝夫 お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (40206412)
岡野 治子 清泉女子大学, キリスト教文化研究所, 研究員 (50204003)
眞嶋 俊造 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (50447059)
松井 富美男 広島大学, 文学研究科, 教授 (60209484)
衛藤 吉則 広島大学, 文学研究科, 准教授 (60270013)
村田 貫信 山口東京理科大学, 工学部, 准教授 (70200293)
桐原 隆弘 下関市立大学, 経済学部, 准教授 (70573450)
飯島 昇蔵 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80130863)
手代木 陽 神戸市立工業高等専門学校, 一般科, 教授 (80212059)
石田 三千雄 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授 (90127605)
後藤 弘志 広島大学, 文学研究科, 教授 (90351931)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 倫理学原論・各論 / 「和解」概念の展開 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の成果として、平和実現のための実践的で総合的な理論モデルが提示された。とりわけ、「平和」の問題を、応用倫理学(政治、社会、宗教、生命、環境、教育)的アプローチによって現実生活の諸相が織りなす「和解」の問題として再構成することができた。具体的には、政治領域では、桐原隆弘「 戦後和解の倫理学的要件―ドイツ「新東方政策」形成過程における「故郷権」概念をめぐる宗教的議論に着目して」、杉田孝夫「ヴァイツゼッカーと戦後ドイツにおける「和解」の政治哲学(2)」等が、社会領域では、宗教領域からは、岡野治子 "Friedenskonzepte im Kontext der japanischen Religionen"、環境領域では、石田三千雄「人間と動物の自然をめぐる倫理学 ―現象学的な自然倫理学の試み― 」等が、教育領域では、村田貴信「教育の可能性と和解への道」等の論文が成果として公刊された。さらに、「和解」問題をめぐる国際的な研究交流として、イエナ大学のクラウス・フィーヴェーク教授を招いて講演 "Hegel ueber die buegerliche Gesellschaft als die 'in ihre Extreme verlorene Sittlichkeit'"を 、そして、ミュンスター大学のミヒャエル・クヴァンテ教授を招いて、「ドイツ医療倫理学の最前線 ―人格の生と人間の死― 」および講演 "Das "Scheinen der Vernuenftigkeit" und die Grenzen des sozialen Friedens in Hegels Konzeption der buegerlichen Gesellschaft" を、それぞれ開催した。各内容と領域毎の個人発表については研究誌『ぷらくしす』や著作等に公表された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)